SCREENグループでは、Sustainable Value向上に向け、国内外のグループ全社を対象に「Sustainable Value Award」を年1回開催しています。2023年3月期の第2回では、18件のエントリーから金賞2件をはじめとする9件を優れた活動として表彰しました。
Awardの意義・目的
①Sustainable Valueを推進し、周知・浸透を図る
②一定の成果を収めたSustainable Valueを達成するための活動を広く認め、活動のさらなる活性化やレベルアップを図る
③従業員一人ひとりの意識啓発、Sustainable Valueへの認知度向上と参画意識・意欲を高める
第2回 金賞
●廃プラ有価物化による産業廃棄物削減、およびグループリサイクル体制の構築
●水素製造用の水性触媒インク開発
サステナブル企業に向けたESGの取り組み
SCREENグループは、社会の持続可能な発展に貢献するSustainable Value(社会的価値)向上の指針に基づき、中期計画「Sustainable Value 2023」を策定し、気候変動への対応、「SDGs(持続可能な開発目標)」で掲げられた社会課題への対応などの活動を展開しています。「ソリューションクリエーター」として多様なステークホルダーの期待と信頼に応え、企業としての社会的責任を果たすとともに事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献すべく、ESGを重視したさまざまな取り組みを積極的に行っています。
E(環境) 事業活動を通じた環境負荷低減の取り組み
● SBTi※1の枠組みに基づくエネルギー消費削減や環境負荷低減によりCO2排出削減を強化し、事業を通じて脱炭素社会の実現に貢献します
Scope1、2の目標:35.4(千tCO2e)
事業活動によるCO2排出量を2030年までに2019年3月期比30%削減
Scope 3の目標 :2,082(千tCO2e)
販売した製品の使用によるCO2排出量を2030年までに2019年3月期比20%削減
● 水資源、廃棄物の低減、環境規制物質への対応を通じて循環型社会の実現に貢献します
S(社会) 働きがいのある環境づくりと社会課題解決への積極的な取り組み
● 持続可能な新しい働き方の実践や、多様な人材が成長・活躍できる制度と環境整備を強化推進します
● 産学公連携を通じ、さまざまな社会課題解決につながるイノベーション創出や、社会貢献活動による地域コミュニティの発展に貢献します
G(ガバナンス) リスクマネジメントと事業継続計画の強化
● リスク課題を的確に捉え、企業価値毀損の未然防止とリスク顕在化時の価値毀損を最小限化するグループリスクマネジメントを展開します
● RBA※2に準拠し、サプライチェーンマネジメントを強化します
● 多様化する災害リスクに対応するグループBCP体制の強靱化に取り組みます
※1 Science Based Targets イニシアチブ(SBTi):科学的根拠に基づいたCO2排出削減目標の設定を求める、地球温暖化防止に向けた国際的なイニシアチブ
※2 RBA(Responsible Business Alliance):電子機器、IT、玩具および自動車業界における、人権・安全衛生、倫理、環境などへの規定を定めるアライアンス
Sustainable Value 2023の主な目標に対する進捗