左から
SCREENホールディングス 代表取締役 専務取締役 CSR経営担当 南島 新
SCREENセミコンダクターソリューションズ ビジネス本部 CCS製品統轄部 製造設計部 東田 美登里
SCREENホールディングス CSR・グループ監査室 弓削 智子
SEBACS 人事総務部 岩田 恵理
SCREENホールディングス 経理・財務室 阿部 良子
SCREENホールディングス 経営企画室 藤岡 愛

開催日 2017年5月30日
開催場所 SCREENホールディングス本社


SCREENグループでは、働く環境のさらなる改善と人材育成に積極的に取り組み、ディーセント・ワーク(Decent Work:働き甲斐のある人間らしい仕事)の実現を目指しています。 ここでは「10年、20年後もSCREENで働き続けるために」をテーマに、ステークホルダーでもある多彩なキャリアを 持つ女性従業員の皆さんに、SCREENグループの働く環境や、人材育成について議論していただきました。
 

SCREENの後進を育てる風土

SCREENホールディングス CSR・グループ監査室
弓削 智子

南島 昨年度策定した「中長期的観点に基づく人材育成プラン『基本理念』」には、「役員や社員が一体となり、後進を育てる風土を醸成」することを掲げています。皆さんは、それぞれの職場で後進を育てる風土をどのように感じていますか。

阿部 私はキャリア採用で入社しましたが、SCREENで初めて、このような人になりたいという尊敬できる上司に巡り会えました。その上司の背中を見て仕事を覚えるなかで、自分自身がもっと仕事で役に立ちたい、頼りにされる存在になりたいという思いが強くなりました。

弓削 私も新入社員の時には、身近な先輩を目指して、仕事を早く覚えたいと思いました。ハングリーに上を目指そうという思いはなくても、仕事をしっかりと覚えて、頑張れば、いろいろなことにチャレンジできる環境風土がSCREENにはあるのではないでしょうか。 

SCREENホールディングス 経理・財務室
阿部 良子

岩田 後進を育てるという意味では、少しでもアグレッシブに、オーナーシップを持って仕事を楽しんでくれる人が増えてほしいと思っています。そのために、後輩には私が前を向いて歩いて環境を整えるので付いてきてほしいという思いで仕事に取り組んでいます。

東田 私の職場でも先輩の背中を見て育っている人は多いですね。しかし、先をどうやって踏み込んだらよいのかわからない人たちも多い。それをサポートする育成プランは必要だと思います。
 

多様な人材が能力を発揮できる制度や環境

南島 多様な従業員が安心して働くことができる職場環境を整えることも重要な課題です。育児や介護をサポートするSCREENの制度や環境を、どのように感じていますか。

藤岡 私は育児しながら働く中で、仕事をどうコントロールしていくか、人の助けを借りていくかを改めて考えるようになり、いろいろな人の立場を理解できるようになったと思います。会社のことと自分のやりたいことを考えて、ベストな方法を考える大きなきっかけになりました。

阿部 私も育児で手がかかり、自分の時間が制約される数年間は時短勤務を利用しましたが、職場の理解と周囲のサポートを得ながら、自身のキャリアについて改めて考え直す機会となりました。その時の経験から、少しでも会社に貢献したいという思いがあります。制度を含め、SCREENのサポート体制は改めてありがたいと感じています。 

SCREENセミコンダクター ソリューションズ ビジネス本部 CCS製品統轄部 製造設計部
東田 美登里

東田 それは女性も男性も同じです。私の職場にも育児期で共働きの男性社員が何人かいます。みなさん優秀で仕事がよくできるベースを持っています。一方でそれぞれのライフプランがあり、家庭や育児を大事にしたいという時期もあります。その時にどのようなキャリアを描いてあげるのがベストか、上司が考えていく必要があると思います。

弓削 私は以前、製造現場に近い部署にいたので分かりますが、難しい機種を担当した時などは、ワークライフバランスでいえばどうしてもワークを中心にした時間を過ごすことになります。各部署でワークライフバランスや働き方改革に取り組んでいますが、部署それぞれに仕事の特性があり、どういうふうに現場に落としていくのがベストなのかを、部署ごとに考えていかないといけないでしょう。

藤岡 私の場合、育児が落ち着いた頃に仕事でいろんなことを経験させていただきました。今回、MBAの留学にも行かせてもらえます。期待していると言われたら誰でも頑張ります。一歩頑張ればできることは結構あると思います。
 

10年後、20年後もSCREENで働き続けるために

SCREENホールディングス 経営企画室
藤岡 愛

南島 今回のテーマは「10年、20年後もSCREENで働き続けるために」です。長く働き続けられるSCREENグループにするためには、どのようなことが必要だと考えていますか。

岩田 私はSEBACS※の人事総務部で一人ひとりの従業員に向き合う仕組み、制度を作っていきたいと考えています。会社が公正に評価する制度を作り運営しているということを、すべての従業員がきちんと理解し、一緒に歩んでいけるような仕組みづくりを目指していきます。10年後20年後に、私もその制度を通じた成果を獲得できればと考えています。

弓削 個人の成長を考えた上でのローテーションが積極的に行われる仕組みがあると良いと思います。私自身、製造現場の部署から、ホールディングスのCSR担当部署へ異動になりましたが、いろんな部署で活躍できる可能性があれば、自らの経験やスキルアップにつながります。そのようなチャンスを与えられるようなローテーション制度があると、人材育成の可能性は広がるのではないかと考えます。

東田 専門性が高い部署では難しいかもしれませんが、私もローテーションは行った方が良いと思います。私自身は、職場の若い人たちをいかにレベルアップしていくかを、モチベーションにしています。10年後20年後に、その人たちがSCREENで中堅や幹部として活躍してくれていることを目指しています。 

SEBACS 人事総務部
岩田 恵理

阿部 もちろん研修や制度があることを前提として、人材育成では「この人のようになりたい」と思うような人がいることは大きな意味があると思います。そのためには、上に立つ人たちが、いかに若手に自信を与え、やる気にさせるかという意識を持つことが重要でしょう。私も部下や後輩には乗り越える試練を与えて、仕事の楽しみを伝えていきたいと思っています。

藤岡 私の周りにはこうなりたいと思う上司の方が多くいて、アドバイスをいただきながら成長できた部分が多かったのは幸運でした。そうした経験をより多くの方に広げるためにも、本人が希望すれば、現在の部署以外の先輩や上司にキャリアなどを相談し、アドバイスを受けられるメンター制度があれば良いのではないでしょうか。私はまだ本社しか経験がなく、製造現場を知りません。メンター制度があれば、現場で経験を積んだ方たちから指導を受けたり、交流ができ、自分の足らない部分を補っていけるのではと思っています。

南島 意見を伺っていて、皆さんのように自ら成長し、組織の総合力を高める人材を多く輩出することが、人材育成では重要だと感じました。企業価値向上の源泉となる多様な人材の育成を、皆さんとともに推進していきましょう。

※ (株)SEBACS(セバックス)は、(株)SCREENセミコンダクターソリューションズの グループ会社

株式会社QUICK
ESG 研究所長
広瀬 悦哉 氏

座談会では、人的資源に関わる要素を自社の強さの源泉と認識していることや、課題を共有し解決を目指す建設的な議論の土壌があることを感じました。  

人的資源は企業価値創造の重要な要素であり、ESG評価の重要なポイントの一つです。今後は、それをどのように実践し、経過や結果を報告していくかが課題になります。  

貴社のCSR憲章に謳われている従業員を尊重する精神を基に、こうした対話を継続し、企業価値を高めていくことが大切と考えます。