Sustainable Value 2023の主な目標に対する進捗
SCREENグループは、Sustainable Value(社会的価値)向上のため、多様なステークホルダーの期待と信頼に応え、企業としての社会的責任を全うするとともに、事業活動を通じてESG(環境・社会・企業統治)課題への取り組みを積極的に展開する計画として「Sustainable Value 2023」を策定し、さまざまな活動を行ってきました。各重点課題の目標、および取り組みの結果は以下のとおりです。
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2024年3月期 | ||
実績 | 自己評価・課題・施策など | |||
事業活動によるGHG排出量削減(Scope1、2) |
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2019年3月期比 45.5%削減 27.5 千t-CO2e |
○ | 本社、彦根事業所、多賀事業所などにおける再生可能エネルギー導入を主因に、大幅削減を実現した。 カーボンニュートラル社会実現のため、2024年1月にSBT目標値を1.5℃水準に整合的な目標として認定を更新した※2。 |
販売した製品の使⽤によるGHG排出量削減 (Scope3 Cat.11) |
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2019年3月期比 13.7%削減 2,247 千t-CO2e |
○ | 環境性能の高い製品の販売比率拡大が寄与した。 |
廃棄物量の削減、リサイクル化の促進 |
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2019年3月期比 10.1%増加 218 kg/t |
× | 有価物化や廃棄物の削減を進めたが、出荷製品の構成変動などの影響を受けた。 |
水資源の有効利用 |
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2019年3月期比 15.4%増加 299 m3/t |
× | 開発・製造現場での生産体制の高効率化を進めたものの、生産施設拡大などにより、総取水量はやや増加。また、出荷製品の構成変動などの影響を受けた。 |
人財戦略 | ソリューションクリエーター育成施策の推進
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○ | 約2,700名とのタウンホールミーティングを通じ、企業理念やソリューションクリエーターへの理解・共感は90%以上となった。 日々の行動につなげるためソリューションクリエーター行動基準も策定。また、専門人財やベテラン社員など多様な人財が活躍できる環境整備も推進した。 |
産学公連携・地域連携の強化 |
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○ | 行政、教育機関との連携強化を実施することができた。今後とも、産学公それぞれに中長期的にメリットのある協業を推進していく。 |
重要リスクの特定とリスク低減 |
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○ | 全社共通のリスク評価クライテリアの導入、第2ディフェンスラインによるサポートの強化などの改善施策を実施した。 |
激甚化する自然災害へのレジリエンス強化 |
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○ | 国内外のグループ会社すべてのBCM規定制定とBCP策定を完了したことに加え、演習などを通して災害対応の体得および実践的な体制に向けた見直しにつなげることができた。 |
サプライチェーンにおける社会的責任の推進 |
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○ | サプライチェーン体制の新たな枠組みの構築を実現した。コミュニケーションおよび連携強化により、サプライチェーンのサステナビリティ強化の取り組みを実施した。 |
※1 2020年4月にSBTiの認定を取得した「Well below 2℃水準」の温室効果ガス(GHG)排出量の削減目標
※2 「Science Based Targets イニシアチブ(SBTi)」の認定を更新 ~1.5℃水準に整合的な温室効果ガス削減目標~