当社独自の画像処理技術や画像解析技術を駆使した高精細ステッチング技術を用いる事で、高倍率でもウェル全体のクリアな明視野像を取得可能です。
特にクローニングなど正確なセルカウントが必要なアプリケーションに最適です。

細胞研究の未来を変える
2D/3D培養対応 細胞形態解析イメージャーCell3iMager NX

- 2-40倍までの高倍率撮像と96ウェル44秒での高速撮像※
- 独自の画像処理技術によるハイクオリティな明視野イメージング
- Deep Learningを活用し、より高精度なラベルフリー自動解析を実現
- ウェル全体のタイムラプス観察が可能
ワークフロー
細胞の顕微鏡観察・解析を高速かつ自動的に行うイメージングシステムです。
すべての工程を同一ソフトウェア上で簡単に行うことができます。
特長
ウェル全体の明視野像をクリアに取得

高精細スティッチングによる正確な定量解析を実現

高精度な画像処理により、画像のつなぎ目がほぼ分からず、正しい計測が可能です。

画像のつなぎ目でズレが発生し、正確な細胞数のカウントに影響が出る可能性があります。
高精細スティッチングによる正確な定量解析を実現

一般的なイメージングデバイスでは難しいとされる明視野撮像での全焦点画像の取得を、Z-stackなどの独自な画像解析技術を利用しホールウェルで実現できます。
また、多種多様な三次元培養細胞を撮像した際に、重なりやハイコンフルエントなオルガノイドの解析にAI昨日であるDeep Learningを使用することで解析することが可能になります。
直感的なインターフェースと セキュリティ関連機能

一つのソフトウェア上で撮像・画像解析・Deep Learning・データエクスポートの処理が可能で直観的なインターフェイスを搭載。
データベース管理や監査証跡、操作権限管理など、セキュリティ管理上、役立つ機能を搭載。
オプション
Deep Learningプラグイン

ハイコンフルエンシ―かつ不均一な画像の場合、輝度の濃淡・エッジの閾値によるセグメントは困難です。例えば、右図のような重なりなどが見られる場合でもDeep Learningを用いればセグメンテーションできる可能性があります。
以下のような画像では輝度の閾値等によるセグメンテーションが困難でしたが、Deep Learningの活用により高精度なセグメンテーションが有効です。
マルチカラー蛍光対応
マルチカラー蛍光イメージングに対応。
蛍光フィルタを5色まで同時搭載でき、明視野/蛍光4色の自動撮像が可能。
小型ステージトップインキュベータ
ステージトップインキュベータを設置することで、加湿と温度・CO2の制御が可能。
タイムラプス機能も搭載しており、細胞の経時的変化を定量できます。
MCF7を用いて、インキュベータとNX内培養の細胞増殖比較を行った。同時にATPアッセイを行い、生細胞を定量し双方に差が無いことを確認した。
オートメーションシステム対応

プレート搬送ロボットやインキュベータなどの外部機器と連携可能。
ワークフローを自動化し、業務効率の改善に貢献。
アプリケーションノート

オルガノイドのラベルフリーイメージング解析
三次元培養したオルガノイドの明視野/蛍光イメージングを行い、ディープラーニングを用いることで、オルガノイド形状毎のセグメンテーションが可能です。これまで顕微鏡観察で行ってきたオルガノイド成長過程のモニタリングをラベルフリー解析で代替できる可能性があります。同様に、ATPアッセイや蛍光染色で行ってきた毒性評価、FISアッセイなどをラベルフリー解析で代替できる可能性があります。

CHO-K1細胞のシングルセルクローニング
抗体医薬などの開発及び生産に汎用されるCHO-K1細胞の単クローン性確認及び増殖評価を行いました。
細胞を経時的に撮像し、形成したコロニーから播種直後まで遡り、単クローン性を評価しました。

NK細胞のKilling/ADCC Assay
CellTrace Far Redで蛍光染色したHER-2ネガティブMCF7細胞とHER-2ポジティブBT474細胞をNK細胞と共培養を行いTrastuzumabを添加し、Cell3iMagerNXによりKilling Assayを行いました。その結果、HER-2ポジティブなBT474スフェロイドの面積を減少させ、NK細胞の傷害性を増強することが分かりました