株式会社SCREENホールディングスはこのほど、量子アニーリング技術を活用したソリューションを提供する株式会社シグマアイ（本社：東京都港区、代表取締役：大関 真之、／以下、シグマアイ社）の株式を、スパークス・グループ株式会社（以下、スパークス社）からの一部譲受により取得しました。これによりシグマアイ社は、当社の持株比率が20％以上の持分法適用関連会社となりました。

近年、黎明期から発展期を迎えつつある量子科学技術を活用した量子アニーリングに、大規模高次元データを瞬時に処理するための要素技術として強い期待が寄せられています。特に工場や物流、農業、防災などをはじめとする分野で、組合せ最適化による効率的なスケジュールの設計や材料探索、機械学習による予測に活用する動きが活発となっています。

当社が今回出資するシグマアイ社は、量子アニーリングに関する独自の根幹技術を持ち、その活用事例を豊富に持つ東北大学の研究成果を社会に還元するために、さまざまな研究開発機関、事業会社との共同開発を進めるベンチャー企業です。

当社は、今回の出資によりスパークス社とともに、シグマアイ社の量子アニーリング技術の早期実用化をサポートします。また、当社とシグマアイ社の持つ技術や知見をより深く融合することで、生産工程スケジューリングや材料探索の最適化など、半導体製造装置を中心とした当社既存ビジネスや、新規事業領域など幅広い分野で連携していきます。

■出資先概要

 

• この記事のPDF