当社グループが誇る3つのコア技術「表面処理技術」「直接描画技術」「画像処理技術」をベースに、他の技術との融合と応用展開 により、3つの新たな事業領域「エネルギー」「検査計測」「ライフサイエンス」において、製品と技術の開発と、販売拡大に取り組んでいます。

エネルギー分野

ディスプレー用で世界シェアNo.1の高精度塗布技術を、燃料電池に対応したロールtoロール塗工乾燥装置に展開しました。世界で唯一、当社が技術確立した電解質膜への触媒直接塗工技術により、燃料電池の安定した量産化と大幅なコスト低減を実現しました。
また、車載用リチウムイオン電池(LiB)などの高性能電池の量産に適した、高速で高精度な二次電池用電極塗工乾燥装置も提供しています。

検査計測分野

目視検査に頼っている車載部品の外観検査を、世界で初めてオートメーション化した車載向け金属部品自動外観検査装置を開発。独自の光学システムと高度な比較検査アルゴリズムにより、部品ごとに異なる表面のきめの特性や、寸法公差を許容した自動検査を実現しました。撮像、検査、搬送を一体化することにより、サイクルタイムを短縮。検査結果を前工程にフィードバックすることで、欠陥原因の分析を補助するなど、歩留まり向上にも貢献します。

ライフサイエンス分野(細胞関連製品)

画像処理技術を応用した高速3D細胞スキャナーや細胞形態解析イメージングシステムは、検査試薬なしで細胞の増殖や形態の変化を高速に計測・分析。がんの創薬研究、再生医療研究のスピードアップに貢献しています。
また、3次元イメージの観察・計測を実現した光干渉式断層撮像システムは非侵襲で生体サンプルの立体的な観察を可能にし、再生医療や生体組織構造の機能の解析などさまざまな研究で用いられています。

ライフサイエンス分野(錠剤関連製品)

直接描画技術と画像処理技術を活用したインクジェット式錠剤印刷機は、割線基準の錠剤両面平行印刷や、多色同時印刷・ステルスインクなど特殊印刷によって、製薬業界での錠剤の識別性向上と医療過誤防止、偽薬対策に貢献。
また、UVインクジェット式アルミロール印刷機は、医薬品PTP包装前のアルミ箔に生産時の可変情報を印刷。医薬品の生産から調剤現場までのトレーサビリティー実現に加え、調剤現場での安全性確保と作業効率化にも貢献します。