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出力の手引きWeb[お知らせ]

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2011年10月21日 | InDesign CS5.5サポート情報(5) - 不具合修正されました!

本日、InDesign CS5.5のパッチである7.5.2がリリースされました。
このパッチで例の問題が修正されています。
リリースノート(英語)(日本語)
リリースノートの「解決された問題 」「プリント / PDF」にある「PDF に書き出すと、ページ罫線の近くに挿入したテキストフレームが正しく配置されない場合がある。」がこの問題に該当します。「ページ罫線」ってなんだ?

修正前のTechNoteはこれですが、InDesign CS5.5 7.5.2以降ではこの問題は発生しません。
修正されたことをココにも書けばいいのに…
[Adobe] TechNote: 裁ち落とし線に接するテキストフレームが書き出したPDFでページ内に移動する(InDesign CS5.5)

この問題について、次のバージョンではなくInDesign CS5.5でキチンと修正されたことは、姿勢の問題として高く評価できると思います。
アドビシステムズの方々の粘り強いご協力にも感謝いたします。

problem_id_ac.png

[第14版] [InDesign] [お知らせ] [解説追加] | 固定リンクこの記事をメールで共有 このエントリーを含むはてなブックマーク

2011年06月23日 | InDesign CS5.5サポート情報(4) - 出力サポート開始

<2011年10月22日追記>
InDesign CS5.5 7.5.2 (Mac版)(Win版)において、この問題は根本修正されました。
2011年10月21日 | InDesign CS5.5サポート情報(5) - 不具合修正されました!」を参照してください。
サポートに関する詳細は以下の記事を参照してください。


以前お知らせした「InDesign CS5.5に重要な不具合」については、Adobeと連携し対応状況の確認などを行ってきました。Adobeでの回避策についての技術的な裏付けの確認が完了し、つい先ほど従来のTechNoteに、より詳細な情報が追記・更新されました
Trueflowではこの回避策をもってInDesign CS5.5からの出力サポートを開始致します。
Trueflow SE Ver5.01 TF175 、Ver6.01 TF135、Ver7.10 TF110 以降が必要です。

[Adobe] TechNote: 裁ち落とし線に接するテキストフレームが書き出したPDFでページ内に移動する(InDesign CS5.5)

InDesign CS5.5のサポートについては、このTechNoteに基づいた回避策を実施して頂く事を前提とします。
回避策を実施しても、手順には大きな変更が無いので、既に公開している「Trueflow出力の手引き 第14版」の改訂はありません。ここでは、その他のInDesign CS5.5の出力サポートに必要な情報をお伝え致します。

joboptions.png■Trueflow印刷ユーティリティ2.6の公開
InDesign CS5.5でPDF/X-4:2010を出力するために必要なjoboptionsを追加したTrueflow印刷ユーティリティ2.6を、Trueflow SE製品情報ページよりダウンロードして下さい。
以前のTrueflow印刷ユーティリティ2.5との差違は、InDesign CS5.5に対応した「Trueflow PDFX4 1.4J.joboptions」の追加のみです。
それ以外に、フォルダ名を適切に変更しています。

■PDF/X-4の書き出しオプションの使い分けについて
InDesign CS5.5ではPDF書き出し設定の「標準」のPDF/X-4の設定として、PDF/X-4:2008からPDF/X-4:2010に変更されています。
上記「Trueflow印刷ユーティリティ2.6」には、従来から含まれているPDF書き出しプリセットファイルでCS5.1以前に対応している
 Trueflow PDFX4 1.3J.joboptions
はCS5.5には対応しておらず、新たにCS5.5に対応した
 Trueflow PDFX4 1.4J.joboptions
の両方が含まれています。こちらはCS5.1以前では対応できません。
GUI上では、どちらも選択できてしまうので、注意して下さい。

table.pngつまり、右表のように「Adobe Creative Suite 5.5」パッケージに含まれるInDesign CS5.5とIllustrator CS5.1では、PDF/X-4を作成するための設定ファイルを使い分ける必要があります。

■レイヤーのサポート
InDesign CS5.5からPDF/X-4を出力する事で、レイヤーを活かして、1つのPDFで複数の言語切り替えや、店名差し替えができる「バージョニング運用」が容易になります。これはInDesign CS5.5のみのメリットです。
詳細は「Trueflow出力の手引き 第14版」P91 「バージョニング運用」を参照してください。

pdf-dialog.png


InDesign_CS55_boxshot_3in.png■TechNoteの技術的裏付けについて
今回更新された回避策は、Adobeによってソースコードレベルでの技術的裏付けの確認と、検証が行われました。その結果、TechNoteでは以下の様なロジックで発生していたと説明しています。
マスターページのテキストフレームが裁ち落とし線に交わるとき、PDFへ書き出す際に座標の再計算を行います。フレーム内マージンにより座標がシフトしないように修正が必要ですが修正前の座標が利用されていました。
ソースコードレベルでの発生条件の特定は、実際の修正と同等の技術と手間が必要になるのが一般的です。この解析結果もプログラムの間違いを特定できた様にうかがえます。

■留意事項
この問題は、InDesign CS5.5からPDFを書き出すときに位置がずれてしまう問題です。印刷会社に書き出した後のPDFが入稿されて、PDF上のそれらしい位置に文字がある場合に、それがデザインの意図通りなのか、この問題によってその位置に移動したものか、PDFを見ただけでは分かりません。
・制作側では、PDFが意図通りであるか目視で確認して下さい。
・印刷側では、カンプを見て意図通りであるか確認して下さい。


それ以外にも以下の点に留意が必要です。
・InDesign CS5.5のみで発生します。
・PDF/X-4だけでなく、PDF/X-1aでも発生します。
・トンボの有無に関わらず発生します。

また、解決方法のA.として紹介されている…
A. [ドキュメントの裁ち落とし設定を使用]を解除し、[裁ち落とし]の全てを0mmに設定します。
…は、デザインデータを変更せず、PDF書き出し設定だけで回避できる唯一の方法ですが、この「解除」と「0mmに設定」の両方を満たす必要があり、裁ち落としが0mmでも構わない場合にのみ使えます。
回避策を模索されていた方の中には、[ドキュメントの裁ち落とし設定を使用]のチェックを外すだけで回避できる、と解析された方もおられる様ですが、Adobeの解析では外した場合でも問題が発生するケースがあるので、やはり両方を満たす必要があります。
オススメ回避策は「C. テキストフレームを裁ち落とし線から離します。 」です。

■更新分だけが必要な方へ
既に以前のPDF/X-4書き出し設定ファイル「Trueflow PDFX4 1.3J.joboptions」はインストール済みで、今回の差分ファイル「Trueflow PDFX4 1.4J.joboptions」のみが必要な方は以下よりダウンロードして下さい。Mac/Win共通です。
Trueflow PDFX4 1.4J.joboptions(zip/4KB)

根本的な修正はいつかなぁ…

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2011年06月17日 | InDesign CS5.5サポート情報(3) - InDesign CS5.5 - 7.5.1リリース

<2011年10月22日追記>
InDesign CS5.5 7.5.2 (Mac版)(Win版)において、この問題は根本修正されました。
2011年10月21日 | InDesign CS5.5サポート情報(5) - 不具合修正されました!」を参照してください。
サポートに関する詳細は
2011年06月23日|InDesign CS5.5サポート情報(4) - 出力サポート開始」を参照してください。

<2011年6月23日追記>
この問題の回避策が公開されたので、InDesign CS5.5からの出力のサポートをはじめました。
詳細は記事「
2011年06月23日|InDesign CS5.5サポート情報(4) - 出力サポート開始」を参照してください。

本日、InDesign CS5.5の最初のパッチ7.5.1がリリースされましたが、この問題は修正されていません。
リリースノート(英語)(日本語)

[Adobe] TechNote: 裁ち落とし線に接するテキストフレームが書き出したPDFでページ内に移動する(InDesign CS5.5)

751update.png
「PDFの書き出しの領域における重要な修正」とはまた思わせぶりな言い回しを…

problem_id_ac.png

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2011年06月07日 | InDesign CS5.5サポート情報(2) - PDF/X-4のプリフライト

先日の「InDesign CS5.5サポート情報」の公開以降、掲載した情報についてAdobeと連携し対応状況の確認を行っています。
まず、先日の記事の最後に書いてある、InDesign CS5.5で出力したPDF/X-4は、Acrobat 9のプリフライト「PDF/X-4への準拠を確認」でエラーになるという問題については、Adobeの公式見解が確認できましたのでご紹介します。

「PDF/X-4:2010のプリフライトが可能なのはAcrobat Xだけ」本当は「Acrobat X以降」ですよねきっと。

と言うことだそうです。
近くAdobeからもこの件に関するTechNoteが公開される予定…のハズ

Acrobat 9でも、「レイヤーの付いたPDF1.6」をPDF/X-4にFixupする事ができ、そのFixupされたPDF/X-4のプリフライトは、Acrobat 9でも問題なくOKと判断されていました。
InDesign CS5.5で出力した「レイヤーの付いたPDF1.6」のPDF/X-4が、Acrobat 9でプリフライトがNGなのは、原理的に考えるとInDesign CS5.5に従来とは異なる何らかの変更があると考えられます。
バージョンごとにプリフライトの結果が異なるのは困りますよね。

[2011/06/09更新]
Adobeからこの件に関するTechNote「PDF/X-4:2010とAcrobat Proのプリフライトについて(InDesign CS5.5)」が公開されました。

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2011年05月20日 | InDesign CS5.5サポート情報

<2011年10月22日追記>
InDesign CS5.5 7.5.2 (Mac版)(Win版)において、この問題は根本修正されました。
2011年10月21日 | InDesign CS5.5サポート情報(5) - 不具合修正されました!」を参照してください。
サポートに関する詳細は
2011年06月23日|InDesign CS5.5サポート情報(4) - 出力サポート開始」を参照してください。

<2011年6月23日追記>
この問題の回避策が公開されたので、InDesign CS5.5からの出力のサポートをはじめました。
詳細は記事「
2011年06月23日|InDesign CS5.5サポート情報(4) - 出力サポート開始」を参照してください。

InDesign_CS55_boxshot_3in.pngInDesign CS5.5に重要な不具合が発見されたため、問題の解決/回避が明確になるまで、InDesign CS5.5からTrueflowへの出力サポートの開始を延期致します。
続報ありましたら追ってこのサイトでご案内致します。

本日、2011年5月20日(金)、Adobe Creative Suite 5.5が発売されました。Adobe CS5.5に含まれるIllustrator CS5には出力に関係する変更はありませんが、InDesign CS5.5には、出力に関係する変更がありますので、そのサポートについてお伝えします。

■お知らせ
以下の「■重要な留意事項」の問題ついて、印刷事故の原因になる可能性が高いと考えられることから、この問題の根本的な修正か、あるいは技術的裏付けに基づく有効な回避策が明確になるまで、Trueflowでのサポート開始を延期致します。
当社はAdobeと協力して問題解決向けた対策を進めており、再現条件や回避策の一層の精度向上を図ると共に、根本修正についても要請しており協調して検証を進めていきます。
この件に関して、Adobeからも
TechNoteが公開されています。
しかし、今のところ技術的に完全にはクリアになっておらず、以下の情報は確認中の暫定的なもので、今後変更される可能性があります。


[Adobe] TechNote: 裁ち落とし線に接するテキストフレームが書き出したPDFでページ内に移動する(InDesign CS5.5)

以前の記事で説明した、PDF/X-4書き出し設定の変更については、以下のAdobe TechNoteもご参照下さい。

[Adobe] TechNote: PDF/X-4:2010について(InDesign CS5.5)

■重要な留意事項 InDesign CS5.5 7.5.2 (Mac版)(Win版)において、この問題は根本修正されています)
InDesign CS5.5において、InDesign上のマスターページ上では仕上がりサイズ、塗り足しサイズの外に書かれた文字が、PDF書き出しすると仕上がりサイズの中に現れるという問題が見つかりました。
これは、PDFをAcrobatで表示した時点で確認されるので、Trueflowの問題ではありませんが、この様な場所に(読まれたくない?)メモを書かれることがあり、それが仕上がりの中に現れるので印刷事故の原因になります。
想定される再現条件>
・当社でのテストではInDesign CS5でこの問題は発生していません。
・PDF/X-4だけでなく、PDF/X-1aへのなどでも再現します。
・塗り足しがある場合に再現し、トンボの有無には無関係の様です。
・条件を満たした場合の再現性は100%ではありませんが、稀といえるほど少なくない模様です。
 内部的に再現していても、移動が遠すぎて見えないだけかも…
problem_id_ac.png<今回再現できているデータについて>
トラブルの再現には不要な設定も含まれていると思われますが、再現テストの手順として参考にして下さい。

・4ページの見開きドキュメント(左綴じ)を作成します。
・マスターページの左右両方にテキストボックスを配置します。
・テキストボックスを作成し、テキストフレーム設定のフレーム内マージンの「下」に3mmを設定します。他は0mmです。
・テキストボックスにテキストを記入します。インデント15mmで、左側は左揃えの左インデントで、右側は右揃えの右インデントです。
・さらに [テキストの編集]の[配置]を左ページは「下/左」に設定
・このテキストボックスを赤線で表示されている塗り足しエリアの上部の端に吸着して配置。
・PDF書き出しプリセットは標準でインストールされている[PDF/X-4:2008(日本)]あるいは、当社のプリセットでも構いません。
・ [トンボと裁ち落とし]タブの[裁ち落としと印刷可能領域]の[裁ち落とし]の全てを3mmに設定して下さい。当社のプリセットではデフォルトで3mmに設定されています。
・出力されたPDFの全ページを検査してください。


以前の記事で「多くの運用実績のあるPDF/X-4:2008がCS5.5で使えなくなるのは残念です。」と書きました。多くの運用実績を重視し、PDF/X-4:2008の書き出しをそのままの状態で残しておけば、これは大きな問題ではなかったはずです。
電子書籍も重要かも知れませんが、この様な基本的な変更を印刷向けに加えるのであれば、その部分のQAはもっと慎重にすべきです。

■PDF/X-4の書き出しオプションの変更について
InDesign CS5.5ではPDF/X-4の書き出しの「標準」のPDF/X-4の設定を、PDF/X-4:2008(PDF1.4ベース)からPDF/X-4:2010(PDF1.6ベース)に変更しています。この変更により、従来のPDF書き出しプリセットファイル「Trueflow PDFX4 1.3J.joboptions」はAdobeによれば、勝手に解釈を変えるので、使おうと思えば使えるらしいけど、どう変わるかユーザーは気づかないので、厳密には対応できなくなります。
今回より、新たにCS5.5に対応した「Trueflow PDFX4 1.4J.joboptions」を作成しています。こちらはCS5以前では対応できません。このjoboptionsが含まれた、新しいTrueflow印刷ユーティリティ2.6は、上記の問題がクリアになりサポート開始するときに公開致します。
table.png
つまり「Adobe Creative Suite 5.5」パッケージに含まれるInDesign CS5.5とIllustrator CS5では、PDF/X-4を作成するための設定ファイルを使い分ける必要があります。
ISO 15930-7であるPDF/X-4は、規格の最初からPDF1.6以下がベースバージョンで、透明だけでなく、レイヤーを活かせる事ができるの事も当初からの特徴とされていました。

■AcrobatによるPDF/X-4のプリフライトについて
InDesign CS5.5で出力したPDF/X-4は、Acrobat 9のプリフライト「PDF/X-4への準拠を確認」でエラーになります。
Acrobat X(10)とAcrobat 8では同じプリフライトでもOKとなります。
また、TrueflowのPolishedInputでのプリフライトでもNGで、レイヤーの記述に何らかの違いがある様ですが、処理を行う上での問題は見つかっていません。

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2011年05月18日 | QuarkXPress 9サポート情報

QXP9_BoxShot.png以前の記事でお知らせしていたQuarkXPress 9のTrueflowでのサポートを開始致しました。
QuarkXPress 9に関しては、出力に関係する変更はなく、Trueflow出力の手引き 第14版に記載されているQuarkXPress 8と同じ手順、同じ出力スタイルファイルで運用できます。

出力に関する留意事項についてはQuarkXPress 8よりも若干改善されています。

<QuarkXPress 9で改善した留意事項>
・以下の記事に記載したQuarkXPress 8.1での修正項目についてはQuarkXPress 9でも問題ありません。
 「QuarkXPress 8.1リリース(2) - 透明サポート
 「QuarkXPress 8.1リリース(3) - その他の改良点と留意事項
・DuoToneが特色で出力されない問題は修正されています。
・Illustratorネイティブ貼り込みで、透明の描画モード「彩度」「輝度」などの互換性が向上しています。

<QuarkXPress 9でも留意が必要な事項>
・文字組みがQuarkXPress 8(以前のバージョン)と異なる場合があります。
・透明分割の影響により継ぎ目に段差や白スジが発生する場合があります。
貼り込まれたIllustratorネイティブの透明は分割統合されてから出力されます。
・オーバープリントプレビューはサポートされていません。
 PDFに書き出してからAcrobatでチェックして下さい。
・PDF/X-4はサポートされていません。
 PDF/X-1a出力を推奨します。

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2010年12月20日 | PAGE 2011展デジタルワークフロー・ソリューションZONEに出演します

logo.pngPage 2011展のセミナーに参加します。
他のデジタルワークフロー・ソリューションZONEのセミナーは、有意義なものばかりです。
スケジュールを参照の上、受講されてはいかがでしょうか。できるなら全部受講したいです。
下記は現時点での予定ですので、最新情報はリンク先のWebサイトをご参照下さい。

Page 2011デジタルワークフロー・ソリューションZONEセミナー
主催:JAGAT
協力:アドビ システムズ 株式会社
日時:2011年2月2日(水)~4日(金) スケジュール
場所:サンシャインシティコンベンションセンターTOKYO 現地までの地図
   展示ホールD(文化会館2F) フロア案内
   デジタルワークフロー・ソリューションZONE 展示ホールD地図 (PDF/152KB)
タイトル:制作者の為の出力できるPDF(2月4日15:20~16:15)

Page 2011はWebで事前登録することで入場料1000円が無料になります。
内容は基本的にDTP Booster 009の「決定版!PDF出力の手引き - データ制作からのアプローチ -」の短縮版です。
復讐 復習目的の受講も歓迎します

セミナー受講していただいた方に、印刷製本した「Trueflow出力の手引き 第14版 抜粋版」をお配り致します。
万一、立ち見の方が出るような場合、部数の関係で全員にお配りできないかも知れません。
お席に空きのある内に早めにお越し下さい。(それくらい集まって頂けるといいのですが…)

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2010年07月27日 | 7つの問題の対策、完了しました

出力の手引きWebでは、以前より重要な不具合情報に関して、その原因がRIP側にあっても、DTPアプリケーション側にあっても、いち早くお知らせすると共に「発生条件」と「回避策」の情報公開を行ってきました。もちろん、今後も続けます、が…
しかし、「発生条件」と「回避策」による対策はあくまでも根本解決までの一時的な対策に過ぎません。
この記事では、今までに公開してきたPDF運用における7つの問題の全てについてTrueflow側での根本解決ができましたので、今までの経緯と情報ページへのリンクと共にお知らせ致します。
重要なことは「発生条件」と「回避策」だけでなく、問題解決までの経過についてトラッキング(経過を追跡すること)を正確に行い、どのパッチでどの問題が修正されるのかを正しく把握しておくよう心がけてきました。この、当たり前とも思えることが、案外タイヘンなんです。

・目次ページを更新しています。
・修正バージョンの記載よりも新しいバージョンは対応済みです。

1) 透明の変換用カラースペース
2008年10月31日|AdobeCS系のカラー設定と透明効果このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年01月29日|AdobeCS系のカラー設定と透明効果(つづき)このエントリーを含むはてなブックマーク
ColorError.png【概要】
この問題は上記記事にある様に、本来データ作成上の問題ですが、Trueflow側でも問題を検知し、自動的に修正する対応を行いました。
【対応状況】
1.png

2) InDesignCS2〜CS4での合成フォントの問題
2009年04月23日|InDesignCS2〜CS4での合成フォントの問題このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年05月22日|InDesignCS2〜CS4での合成フォントの問題(Adobe情報)このエントリーを含むはてなブックマーク
acrobat9-2.png【概要】
この問題はPDFの規格通りに処理しても、DTPアプリケーションでの表示と異なるケースで、InDesignCS4 6.0.4以降でも修正されていますが、以前の記事にも説明した通り、Trueflowではそれ以前のInDesignで書き出したデータも期待通り出力できる様になります。
【対応状況】
2.png

3) InDesign「効果」の問題
2008年12月12日|InDesignCS3/4の「効果」で出力が不正になるこのエントリーを含むはてなブックマーク
2009年02月02日|InDesignCS3/4の「効果」の問題(Adobe情報)このエントリーを含むはてなブックマーク
InD_effect_2.png【概要】
PDF処理系統に問題があり、AcrobatのTouchUpオブジェクトツールで対象となるオブジェクトを僅かに移動する等の、何らかの「PDFに関わる操作」が行われると問題が表面化します。Trueflowでも、自動製版やカラー変換など、設定によってはPDFを操作する場合があり、同様の問題が発生していました。
【対応状況】
3.png

4) RIPのメモリ管理の問題
2009年04月28日|RIPのメモリ消費量を少なくする編集このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年05月13日|RIPのメモリ消費量を少なくする編集(2) - パッチ公開このエントリーを含むはてなブックマーク
Preview2.png【概要】
RIPにとって、メモリ管理を効率的に行う事は、複雑なデータに対応したり、パフォーマンス向上のために重要です。過去、2回の改善を行ってきました。Ver7.00以降は既に対策済みです。
【対応状況】
4.png


5) 縦書き文字で文字化が欠ける問題
2009年07月09日|縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年07月15日|縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題(2) - Adobe情報このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年07月31日|縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題 (3) - 注意事項このエントリーを含むはてなブックマーク
2010年05月28日|縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題 (4) - CS5で修正このエントリーを含むはてなブックマーク
outline.png【概要】
この問題は、縦書き文字に透明とオーバープリントが同時に設定され、PDF/X-1a形式などアプリケーション側で分割統合が行われた際に、PDFの処理系によっては文字が欠けた様に出力される問題ですが、TrueflowではAdobe PDF Print Engine 2で発生していたこのAdobe PDF Print Engine (1)では正常だった、いわゆる「デグレード」問題をリリース前に修正しているので、全てのバージョンにおいてこの問題は発生しません。
【対応状況】
5.png

6) InDesignに効果付きデータを配置
2009年11月04日|InDesignに効果付きデータを配置(1) - 発生条件、回避策このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年11月05日|InDesignに効果付きデータを配置(2) - 発生原理、解説このエントリーを含むはてなブックマーク
SMask2.png【概要】
IllustratorまたはPhotoshopで作成したデータに特定の効果が付いている場合、ネイティブか、アプリケーションから書き出したPDFをInDesignに配置すると、出力が不正になる問題がありました。当時より「背景を透明に」で貼り込む回避策はありましたが、RIP側での修正により回避策も不要になりました。
【対応状況】
6.png

7) 文字に透明度グラデーションを使う
2010年03月31日|文字に透明度グラデーションを使うこのエントリーを含むはてなブックマーク
acrobat8.png【概要】
Illustrator CS4以降を用いて、文字に透明度グラデーションを用いて、Trueflow内部で従来演算かPDF1.3化を行うと、文字列の2文字目以降が正しく出力されない問題がありました。2010年9月リリース予定のパッチで、この問題も修正されます。
【対応状況】
7.png

トレンドセミナー2010 (夏)にご参加頂きました皆様、この部分「メモを取る必要はありません」と言っていましたが、遅くなってしまい申し訳ありません。

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2010年05月28日 | Trueflow出力の手引き 第14版 公開

Adobe Creative Suite 5に対応した「Trueflow出力の手引き 第14版」を公開しました。Trueflow SE製品情報ページよりダウンロードして下さい。併せて目次も更新しています。
今回も、設定ファイルが入っている「Trueflow印刷ユーティリティ2.5」は、変更がありません。フォルダ名としては「Adobe Creative Suite2&3」となっていますが、Adobe Creative Suite 4や5でも同じものが使えます。
Trueflow SE Ver5.01 TF175 、Ver6.01 TF135、Ver7.10 TF110以降に対応しています。

toc.png■主な追記・変更項目
・Adobe Creative Suite 5
 (Trueflow SEでの検証も完了しており、新たな問題は見つかっていません)
・最初に「PDF運用移行ガイド」の章を追加
 - 推奨環境に関する記事を追加
 - Adobe PDF Print Engine とPDF/X-4に関する記事を添削
 - 従来PS/PDF処理と最新PDF処理との違いに関する記事を追加
  (Adobe PDF Print Engineのオーバープリントの挙動)
・PDF書き出し手順をPDF/X-4の場合で紹介
 (PDF/X-1a書き出し手順も記載)
・出力の手引きWebへのリンクを追加
・QuarkXPress 8.1透明度設定対応
・その他、内容のブラッシュアップ、誤記・表現の修正など
・付録として、詳細目次(右図)出力の手引きWebの目次を追加

hiragino-ud.png■制作環境の変更
このTrueflow出力の手引き 第14版はInDesign CS5を用いて制作しました。従来(第13版以前)はFrameMakerを用いて制作していました。
InDesignの相互参照、条件テキスト、ハイパーリンクなどの機能を活用して制作されています。
また、本文や小見出しの書体に、やさしく読みやすい「ヒラギノUD角ゴ」シリーズを採用しました。(大きな見出しは従来通り「ヒラギノ角ゴ」シリーズです)

■「出力の手引きWeb」とのリンク機能
従来と同様、この第14版では、本文と関連する情報がこの出力の手引きWebにある場合、web-s.pngと書かれており、そこから該当するページへリンクしています。右図で体験してみよう!

PDF上のリンク部分をクリックするとセキュリティ警告のダイアログが出る場合がありますが、Acrobatの場合は「このサイトに対するアクションを保存する」にチェックを入れてから「許可」をクリックする事で、以降www.screen.co.jpに対するリンクには警告は出なくなります。
このWebサイトへのリンクの許可に関する詳細な設定は、Acrobatの環境設定の「信頼性管理マネージャ」を用いて行う事ができます。既にブロックされており、表示できない場合もここの設定をチェックして下さい。

■更新情報も知りたい方へ
以前より、Trueflow出力の手引き 第13版をお読みの方で、この第14版で更新されたポイントを知りたい方のために、更新情報抜粋版を公開します。
Trueflow出力の手引き 第14版 更新情報 抜粋版(PDF/7.7MB)
<ご注意>
・これは40ページの抜粋版です。
・かならず、併せて第14版の本体(131ページ)もTrueflow SE製品情報ページよりダウンロードして下さい。
・この抜粋版以外の箇所でも、細かな修正が加えられています。
・抜粋版なので、文章内部のハイパーリンクが切れていたり、しおりの先のページがない場合があります。
・抜粋版では、追加変更箇所を赤字で示していますが、意味に影響のない変更部分は、赤字になっていない場合があります。

■ヒラギノUD角ゴW4 はこの様に使用されています

hiragino_ud.png

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2010年03月26日 | 自動墨ノセは万全ではない(Adobe情報)

以前の記事「自動墨ノセは万全ではない」でお知らせした問題について、Adobeのサポートデータベースに「文章番号cpsid_82798 透明を使用した箇所がオーバープリントにならない(Illustrator CS-CS4)」が掲載されていました。
回避方法として、リッチブラックを用いる方法も紹介されています。
ケヌキのEPSとしては間違ってないのに、情報は公開するという姿勢は評価できます。

[第13版] [オーバープリント] [Illustrator] [お知らせ] | 固定リンクこの記事をメールで共有 このエントリーを含むはてなブックマーク

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