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出力の手引きWeb

2010年07月27日 | 7つの問題の対策、完了しました

出力の手引きWebでは、以前より重要な不具合情報に関して、その原因がRIP側にあっても、DTPアプリケーション側にあっても、いち早くお知らせすると共に「発生条件」と「回避策」の情報公開を行ってきました。もちろん、今後も続けます、が…
しかし、「発生条件」と「回避策」による対策はあくまでも根本解決までの一時的な対策に過ぎません。
この記事では、今までに公開してきたPDF運用における7つの問題の全てについてTrueflow側での根本解決ができましたので、今までの経緯と情報ページへのリンクと共にお知らせ致します。
重要なことは「発生条件」と「回避策」だけでなく、問題解決までの経過についてトラッキング(経過を追跡すること)を正確に行い、どのパッチでどの問題が修正されるのかを正しく把握しておくよう心がけてきました。この、当たり前とも思えることが、案外タイヘンなんです。

・目次ページを更新しています。
・修正バージョンの記載よりも新しいバージョンは対応済みです。

1) 透明の変換用カラースペース
2008年10月31日|AdobeCS系のカラー設定と透明効果このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年01月29日|AdobeCS系のカラー設定と透明効果(つづき)このエントリーを含むはてなブックマーク
ColorError.png【概要】
この問題は上記記事にある様に、本来データ作成上の問題ですが、Trueflow側でも問題を検知し、自動的に修正する対応を行いました。
【対応状況】
1.png

2) InDesignCS2〜CS4での合成フォントの問題
2009年04月23日|InDesignCS2〜CS4での合成フォントの問題このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年05月22日|InDesignCS2〜CS4での合成フォントの問題(Adobe情報)このエントリーを含むはてなブックマーク
acrobat9-2.png【概要】
この問題はPDFの規格通りに処理しても、DTPアプリケーションでの表示と異なるケースで、InDesignCS4 6.0.4以降でも修正されていますが、以前の記事にも説明した通り、Trueflowではそれ以前のInDesignで書き出したデータも期待通り出力できる様になります。
【対応状況】
2.png

3) InDesign「効果」の問題
2008年12月12日|InDesignCS3/4の「効果」で出力が不正になるこのエントリーを含むはてなブックマーク
2009年02月02日|InDesignCS3/4の「効果」の問題(Adobe情報)このエントリーを含むはてなブックマーク
InD_effect_2.png【概要】
PDF処理系統に問題があり、AcrobatのTouchUpオブジェクトツールで対象となるオブジェクトを僅かに移動する等の、何らかの「PDFに関わる操作」が行われると問題が表面化します。Trueflowでも、自動製版やカラー変換など、設定によってはPDFを操作する場合があり、同様の問題が発生していました。
【対応状況】
3.png

4) RIPのメモリ管理の問題
2009年04月28日|RIPのメモリ消費量を少なくする編集このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年05月13日|RIPのメモリ消費量を少なくする編集(2) - パッチ公開このエントリーを含むはてなブックマーク
Preview2.png【概要】
RIPにとって、メモリ管理を効率的に行う事は、複雑なデータに対応したり、パフォーマンス向上のために重要です。過去、2回の改善を行ってきました。Ver7.00以降は既に対策済みです。
【対応状況】
4.png


5) 縦書き文字で文字化が欠ける問題
2009年07月09日|縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年07月15日|縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題(2) - Adobe情報このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年07月31日|縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題 (3) - 注意事項このエントリーを含むはてなブックマーク
2010年05月28日|縦書き文字に透明効果で文字が欠ける問題 (4) - CS5で修正このエントリーを含むはてなブックマーク
outline.png【概要】
この問題は、縦書き文字に透明とオーバープリントが同時に設定され、PDF/X-1a形式などアプリケーション側で分割統合が行われた際に、PDFの処理系によっては文字が欠けた様に出力される問題ですが、TrueflowではAdobe PDF Print Engine 2で発生していたこのAdobe PDF Print Engine (1)では正常だった、いわゆる「デグレード」問題をリリース前に修正しているので、全てのバージョンにおいてこの問題は発生しません。
【対応状況】
5.png

6) InDesignに効果付きデータを配置
2009年11月04日|InDesignに効果付きデータを配置(1) - 発生条件、回避策このエントリーを含むはてなブックマーク
2009年11月05日|InDesignに効果付きデータを配置(2) - 発生原理、解説このエントリーを含むはてなブックマーク
SMask2.png【概要】
IllustratorまたはPhotoshopで作成したデータに特定の効果が付いている場合、ネイティブか、アプリケーションから書き出したPDFをInDesignに配置すると、出力が不正になる問題がありました。当時より「背景を透明に」で貼り込む回避策はありましたが、RIP側での修正により回避策も不要になりました。
【対応状況】
6.png

7) 文字に透明度グラデーションを使う
2010年03月31日|文字に透明度グラデーションを使うこのエントリーを含むはてなブックマーク
acrobat8.png【概要】
Illustrator CS4以降を用いて、文字に透明度グラデーションを用いて、Trueflow内部で従来演算かPDF1.3化を行うと、文字列の2文字目以降が正しく出力されない問題がありました。2010年9月リリース予定のパッチで、この問題も修正されます。
【対応状況】
7.png

トレンドセミナー2010 (夏)にご参加頂きました皆様、この部分「メモを取る必要はありません」と言っていましたが、遅くなってしまい申し訳ありません。

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