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2008年12月12日 | InDesignCS3/4の「効果」で出力が不正になる

<2010年7月27日追記>
この問題はTrueflow側での対策が完了しています。
詳細は記事「2010年07月27日|7つの問題の対策、完了しました」を参照してください。

■症状
InDesignCS3以降でサポートされた「効果」の内、以下のものを使用し、対象となるオブジェクトが回転されていると出力が不正になる場合があります。InDesignCS4でも発生します。
・べベルとエンボス
・シャドウ(内側)
・光彩(内側)
・サテン

■技術的原因
これらの効果で作成したPDFは、Acrobat上では問題ない様に見えますが、PDF処理系統に問題があり、何らかの「PDFに関わる操作」が行われると問題が表面化します。
容易に再現を確認する方法として、AcrobatのTouchUpオブジェクトツールで対象となるオブジェクトを僅かに移動します。この操作によって内部で「PDFに関わる操作」が行われ、効果の部分が大きく変化します。
Trueflowでも、自動製版やカラー変換など、設定によってはPDFを操作する場合があり、同様の問題が発生します。

■回避方法
回避方法としては、以下のいずれかの方法が考えられます。

1) 同様のデザインをIllustratorで行い、InDesignで配置して出力
 →この方法であればInDesignを経由しても問題は発生しません。

2) PDF/X-1a出力をすることで、効果を画像化しておく
 →Adobe PDF Print Engineの品質上のメリットは活きませんが、データには手を加えずに、すぐに出力することが可能です。

[第13版] [透明効果] [InDesign] [解説追加] | 固定リンクこの記事をメールで共有 このエントリーを含むはてなブックマーク
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