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出力の手引きWeb

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2018年05月14日 | 出力の手引きWebサイト引っ越しのお知らせ

新しい「出力の手引きWeb」はコチラ

当社webサイトのリニューアルに伴い、この出力の手引きwebも新たなシステムに引っ越ししました。
従来のコンテンツの固定リンクは変更せず保存
・必要に応じて従来のコンテンツの記載内容もメンテナンス
・従来の目次ページは新たなURLに移行・新旧の両方のエントリを記載(手動でやるので順次...)
・新たなシステム上の記事は(一応)レスポンシブ。スマートフォンなどデバイスに応じて表示が最適化

今後ともどうかよろしくお願いします。

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2018年02月07日 | Adobe Creative Cloud 2018 (2) - サポート開始

■結論
検証の結果、EQUIOS / Trueflowにおいて以下の運用のもと、Adobe Creative Cloud 2018のサポートを開始します。

■データ作成方法
このサイトの上部からダウンロードできるEQUIOS / Trueflow出力の手引き 第16版」と「EQUIOS印刷ユーティリティ Rev1」に基づいて作成されたデータはEQUIOS / Trueflow共通であり、CC 2018でも同じ手順で使用する事ができます。

■EQUIOS / Trueflow SE推奨バージョン
Adobe Creative Cloud 2018での出力を行う場合は、以下のバージョン以降のEQUIOS / Trueflowをお使い頂く事を強く推奨致します。これらのパッチの適応につきましては「テクニカルWebサポート」をご確認ください。
 ・EQUIOS Ver6.00(詳細はpage2018展にてご確認下さい)
 ・EQUIOS Ver5.00 EQ030
 ・TrueflowSE Ver7.30 TF380
なお、これらのEQUIOS / Trueflowのバージョンアップにおいて、以下の不具合の修正も行いました。

2017年08月21日|InDesignの「背景を透明に」はOnでトラブルを回避 このエントリーを含むはてなブックマーク

[第16版] [Illustrator] [InDesign] [解説追加] | 固定リンクこの記事をメールで共有 このエントリーを含むはてなブックマーク

2018年01月25日 | page2018展クリエイティブゾーンセミナーに出演します

page2018_cz.jpg2月9日(金)にpage2018展のクリエイティブゾーンセミナーに出演します。最新情報やセッションの内容の案内はリンク先のwebサイトをご参照下さい。
page2018クリエイティブゾーンセミナー
主催:JAGAT
日時:2018年2月7日(水)~9日(金) スケジュール
場所:サンシャインシティコンベンションセンターTOKYO
   展示ホールD(文化会館2F)
   クリエイティブゾーン
タイトル:
  なぜ、そのデータは正しく刷れないのか。
  -APPEトラブルシューティング最新事情-
   [d9-3] 2月9日(金)12:55-13:45)

seminar_map_2018-2.png
※事前申し込みは不要です。
twitterのハッシュタグは #page2018_czsです。

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2018年01月11日 | Acrobat Proの隠れたポテンシャルを引き出す(Acrobat DC編)

Adobe Creative Cloudコンプリートプランには、もれなくAcrobat Pro DCが付いてきます。
Acrobat Pro DCの使い勝手にはいくつか違和感を感じるところもありますが、内蔵されているPDF LIbraryは最新のものが使用されており、最新のRIPの出力確認を行うには、Acrobat DCが最適な選択となります。
この記事では、下記のデフォルトの状態から全ての部分をカスタマイズすることで、ことごとく徹底的に奥深く隠されている印刷に関連する機能を掘り起こし、Acrobat Pro DCの「Pro」的なポテンシャルを最大限に活かすために必要な設定をご紹介します。

acrobat_dc_tool
プリフライトのポテンシャルはさらにスゴイけど、深すぎるのでここでは記載しません。

■関連過去記事
2010年12月16日|Acrobat Xの印刷関連はどこに行った? このエントリーを含むはてなブックマーク
2012年10月17日|Adobe Acrobat XI (2) - デフォルトの透明の変換用カラースペース このエントリーを含むはてなブックマーク

■1. システム環境設定
1-1)「デフォルトの透明の変換用カラースペース」をRGBからCMYKに変更
この設定は「作業用CMYK」に変更します。
Acrobat XI以降で、環境設定の「ページ表示」の中に「デフォルトの透明の変換用カラースペース」という設定が増えており、その初期設定として「作業用RGB」が選択されています。
この設定の場合、透明の変換用カラースペースが付いていないPDFをAcrobatで編集保存すると、透明の変換用カラースペースがRGBに設定されることで、トラブルの原因になります。
EQUIOS / Trueflowでは極力この問題がでないような対策がとられていますが、印刷用PDFとして不適切であることに変わりないので、EQUIOS / Trueflow以外の処理系で問題になる場合もあります。

1-2)システム環境設定→「アートサイズ、仕上がりサイズ、裁ち落としサイズを表示」をOnに変更
デフォルトはOffですが、OnにするとPDF上のトンボ情報を画面上で表示します。
このトンボは表示だけで印刷には出ませんが、原点情報を確認することは印刷向けデータとして重要です。
acrobatDC_pref.png

■2. ツールバー項目
2-1)「クイックツール」をカスタマイズして、印刷関連機能の追加
プルダウンメニューの「表示」→「表示切り替え」→「ツールバー項目」→「クイックツール」を選択します。
「クイックツールをカスタマイズ」というウインドウが表示されますので、必要な機能を上部に移動します。
ここで、割と下の方にある「印刷工程」を開きます。やっと出てきた、印刷工程
例として「印刷工程」から「出力プレビュー」「プリフライト」「インキ」「分割・統合プレビュー」を追加。
さらに「PDFを編集」から「編集」を(TouchUpの代用。編集しちゃダメだけど)追加した状態です。
適宜区切り線も挿入します。
quicktool_dc.png
「OK」をクリックすると、ツールバーに選択された項目のアイコンが現れます。
慣れないアイコンさえ覚えれば、その先は見覚えのある代わり映えのないツールが現れます。

acrobat_dc_content.png2-2)ツールバー項目に「ページナビゲーション」を追加
EQUIOS / Trueflow出力の手引きのPDF版などを表示する場合はページナビゲーションを用いると便利です。
例えば目次からあるページに移動した後に、また目次に戻る様な場合「前の画面」という指定が使えます。
「表示」→「表示切り替え」→「ツールバー項目」→「ページナビゲーション」→「前の画面」と「次の画面」を選択

2-3)ツールバー項目に「選択した領域にズーム」を追加
選択領域でズームするツールがありませんので、これを追加します。
「表示」→「表示切り替え」→「ツールバー項目」→「選択とズーム」→「マーキーズーム」を選択
この要領で他の必要なツールを追加しますが、この方法では印刷関連の機能は追加できません。

■3. パネルウィンドウ
3-1)パネルウィンドウに「コンテンツ」を追加
パネルウインドウ(ナビゲーションパネルと表記されているメニューもあるが意味は同じ)には、デフォルトでは隠れている「コンテンツ」というツールがあります。
このツールを表示するには、パネルウィンドウの部分を右クリックして「コンテンツ」を選択するか、「表示」→「表示切り替え」→「ナビゲーションパネル」(ほらココが↑)→「コンテンツ」を選択します。

以上のツールを選択するとツールバーは以下の様になります。

acrobat_menu.png

やっぱり印刷工程を隠したがってる、と思われても仕方ないよね…

[第16版] [Acrobat] [FAQ] | 固定リンクこの記事をメールで共有 このエントリーを含むはてなブックマーク

2017年10月19日 | Adobe Creative Cloud 2018 (1) - リリース情報

米国時間2017年10月18日、AdobeよりCreative Cloudの新バージョンAdobe Creative Cloud 2018がリリースされ、Illustrator CC、InDesign CC、Photoshop CCなどが一斉にアップデートされました。
当社では、鋭意検証中ですが、1つ前のCC 2017ではUTF8特色の問題の発見が遅れた反省から、CC2018においては特に慎重に検証を行っており、サポートの可否については、検証終了後にこのサイトでお知らせ致します。
Illustrator CC2018では特色名の挙動はCC2015以前やCC2017.1.0と同等で、その問題はない様子です。
実業務への導入は、他の部分も含めて全ての検証が終わるまでお待ち下さい。

[第16版] [Illustrator] [InDesign] [解説追加] | 固定リンクこの記事をメールで共有 このエントリーを含むはてなブックマーク

2017年09月29日 | Adobe MAX Japan 2017に出演します【11/28(火) 横浜】

max2017_logo_s.png11月28日(火)にパシフィコ横浜で開催されるAdobe MAX Japan 2017のブレイクアウトセッションにてセミナーを行います。
最新情報はリンク先のWebサイトをご参照下さい。

Adobe MAX Japan 2017
主催アドビ システムズ 株式会社
日時:2017年11月28日(火)11:00~21:00
場所パシフィコ横浜 (アクセス)
担当セッション:SESSION [mg2] 15:10 - 16:00
タイトル:「webと一緒に紙媒体も頼まれた!」 さぁどうする? - やさしく始めるwebデザイナーのための印刷講座
概要:「webと一緒に紙媒体も…」と頼まれたことはないですか? データ製作で印刷のスキルも意識できれば仕事の幅も表現の可能性も広がります。やけに印刷に詳しいDTPとwebのハイブリッドデザイナー田島ちはるさん(HUMORE)と 、印刷トラブルのデータばっかり見てる、むしろ、ちゃんと印刷できるデータを見ることの方が少ないDTP出力ソフトウェアの担当者が、やさしく楽しくご紹介します。
印刷サンプル
このセッションでは、webデザイナーの皆さまにも「モノ作りとしての印刷」を実感いただく教材として、4名のデザイナーによる4枚の「しおり」を配布致します。
UVインクジェット方式によるデジタルオンデマンドのニス盛り箔押し機「Scodix」を活用した印刷サンプルとなります。
デザインにご協力頂いたのは以下の方々です。(敬称略)
 ・カワココイラレラボ
 ・五十嵐華子Design&DTPイッカラボ
 ・よしだまあゆトゥーウェイズ
 ・田島ちはるHUMORE
素晴らしいデザイン、ありがとうございました。

事前の参加登録を行う事で無料となります。昨年は、数週間で受け付け終了していました。参加予定の方は早めの登録をお勧めします。
twitterのハッシュタグは #maxjapan です。

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2017年08月21日 | InDesignの「背景を透明に」はOnでトラブルを回避

<2018年3月14日追記>
この問題はEQUIOS / Trueflow側での対策が完了しています。
詳細は記事「2018年02月07日|Adobe Creative Cloud 2018 (2) - サポート開始」を参照してください。

isolate_group3.png■概要(右図参照)
InDesignの画像配置のオプションで「背景を透明に」のチェック(右下図参照)Offの場合に、配置されたデータの内部の画像オブジェクトが抜けるというAdobe PDF Print Engineの問題があることが分かりました。
台紙貼りなどの運用で「背景を透明に」をOffにする事がルール化されている場合は、以下情報を参照の上、運用変更をご検討ください。

透明の構造がさらに複雑で、発生頻度としては画像よりもさらに稀ですが、図形が抜けるケースもあります。根本の原因は同じで、「背景を透明に」のOnで回避できるのも同じです。

isolate_group1.png■「背景を透明に」がデザインに与える影響(下図参照)
「背景を透明に」の設定がOnの場合
貼り込まれるデータのオブジェクトの無い部分は背景が見えて、貼り込まれるデータのオブジェクトが透明の部分は背景に透けます。
「背景を透明に」の設定がOffの場合
貼り込まれるデータは、それ単独のデータとして分離(Isolate Groupと)して配置されます。貼り込まれるデータのオブジェクトは、背景には影響を与えず、オブジェクトない部分は白になります。
isolate_group2.png

isolate_group4.png■発生条件(右図参照)
○発生バージョン
この問題は以下のバージョンで発生します。
・EQUIOS Ver5.00 EQ001以降
・EQUIOS Ver4.51 EQ120以降
・Trueflow SE Ver7.30 TF370以降

○発生手順
以下の全ての条件が揃った場合に問題が発生します。
a) 画像オブジェクトに2回以上の透明処理が行われるデータ
b) このデータをInDesignの配置オプション「背景を透明に」をOffで配置
データ的には対象となるオブジェクトに透明が設定されており、そのオブジェクトも含めてIsolateされていない透明グループを2階層以上敷いて、最下層でIsolateされた場合。
c) ここで使用する透明は描画モード「通常」以外の不透明度100%であること(不透明度100%以外では再現しない)

a) 画像オブジェクトに2回以上の透明処理が行われるデータは以下の様な場合に生成されます。
a-1) Illustratorで画像に透明を設定、.aiに保存。新たなIllustratorデータにその.aiを配置。その.aiに透明を設定。
  .aiの代わりに透明の活きたPDFでも同様
a-2) Illustratorで画像に透明を設定し、別のオブジェクトとグループ化。そのグループに対してさらに透明を設定。

Adobe PDF Print Engineの問題とはいえ、当社での検証時にこの発生条件の問題が発見できなかった事は課題であり、今後さらに改善します。

■回避策
以下のいずれかの方法でこの問題は回避できます。
1) 「背景を透明に」のチェックはOnで作成
右図の様に「背景を透明に」のOnとOffではデザインが異なる。
「背景を透明に」の設定がOffの様なデザインを行う場合は、背景に白色の塗り図形を配置する。
2) 画像オブジェクトへの透明効果を1回以下にする
画像への透明効果の影響を1つ以下に変更する。
3) 入力処理においてPDF1.3化を行う
透明が分割統合され、透明がなくなるので、発生条件にならない

■留意事項
・この問題はAdobe PDF Print Engineの不具合であり、Acrobat表示では再現せず事前確認には使えない。
・EQUIOS/Trueflowで、TIFF出力やProofPDF出力によるカンプ確認で同様に再現する。カンプによる事前確認は可能。

■根本修正
現在この問題の修正に取り組んでいます。
状況に更新がありましたら、このサイトにてお知らせ致します。

[第16版] [透明効果] [Illustrator] [InDesign] [解説追加] | 固定リンクこの記事をメールで共有 このエントリーを含むはてなブックマーク

2017年06月05日 | Adobe Creative Cloud 2017 (5) - 正式サポートとEQUIOSでの対応

■結論
Adobe CC 2017の当社RIPでの検証が完了し、下記の条件下でサポートOKとなりました。
1つ前の記事に書いた通り、Illustrator CC 2017.1では、特色名の記述はShift_JISつまりIllustrator CC 2015と同じに戻っており、そのバージョンでの検証を行いました。
合わせて、EQUIOSの最新バージョン Ver.5のアップデート(EQUIOS Ver5.00 EQ011)において、UTF-8の自動認識、Shift_JISへの変換を新たにサポートし、Illustrator CC 2017.0のデータとの混在にも対応しました。
(EQUIOS Ver5.00 EQ011には、EQ013も併せて適応してください)

■発生条件
.aiネイティブをInDesignに貼る運用の場合は、問題は発生しない。
・発生条件はPDF書き出しプリセットの「Illustratorの編集機能を保持」がOffであり、編集情報を含めることができないPDF/Xであれば、ジョブオプションが当社製でも、Adobe純正でも、PDF/X-1aでも、PDF/X-4でも、Illustrator CC 2017.0であれば、特色名はUTF-8になる。PDF/X-3は知らないけど、きっと同じ

■留意事項
【重要】このUTF-8の特色名が使用されたデータがInDesign(CC 2017でなくても)で配置された場合、PDF書き出し時に特色がプロセスカラーに変換されたPDFを生成することがある。(発生条件が特定できていません)
この場合、InDesignから書き出した時点で既にデータ不正になっているので、EQUIOS側で補正する事ができない。
・内部に記述された特色名がShift_JISかUTF-8かは、一般的な方法では見分けがつかない。
・上記、EQUIOSでの対応は、あくまでもIllustrator CC 2017.0からダイレクトに書き出されたPDF/Xに対してのみ有効。
 それ以外のAdobeアプリケーションではUTF-8にならない

■EQUIOSの最新バージョンでの追加的な対応について
Illustrator CC 2017.1では、元の仕様に戻りましたが以下の課題が残っています。
 ・Illustrator CC 2017.0は、リリースから半年以上経過しており、既に該当データが相応数拡散している
 ・PDFを見ただけでは特色名の文字コードの判別ができない。
 ・今後、いつ(InDesign CCともキチンと仲良く連携して)UTF-8に変更されるか分からない
これらの課題を改善するため、EQUIOSの最新バージョン Ver.5のアップデートにおいて、UTF-8の自動認識、Shift_JISへの変換を新たにサポートし、Illustrator CC 2017.0データの混在にも対応しました。
support_table.png
◎:特色の扱いはAdobe CC 2015と同等(Shift_JISしか存在しない)
○:UTF-8→Shift_JIS変換に伴う僅かな仕様上の制限あり
 ・Shift_JISにないUTF-8の文字があるとエラーにします
 ・Shift_JISとUTF-8のコード重複部分があると誤って自動判別する可能性
  →特色名文字化け。(出力版は抜けない)

△:下記の条件下でのみ運用可能(非推奨・未検証)
 ・特色を使わない(プロセスカラー出力なのに特色スウォッチを使わない)
 ・特色名には英数字のみ使う(全角スペースも含め全角は使わない)
 ・Illustrator CC 2017からはPDFではなく.aiネイティブをInDesignに貼る



■Shift_JISに変換する対策のメリット・デメリット
今回のEQUIOS(Ver5.00 EQ011)では、入力処理において、UTF-8形式の特色名をShift_JISに書き直す、という対応を行いました。
内部の処理の全てをUTF-8に変更すると、レガシーな製品との連携や当社製ではない製品とのインターフェースへの影響が懸念されるために、この様な対応となっています。
UTF-8からShift_JISへの変換にはごく稀ではあるものの仕様上避ける事のできない制限がありますが、その制限が問題になる可能性は知らずにUTF-8形式のデータが入力され、不慮の事故になるよりも少ないと判断しました。

■Shift_JISに存在しないUTF-8文字を使用した場合
Illustrator、InDesignの各バージョンでPDF/Xを作成した場合の文字コードとAcrobatの分版プレビューとそのPDFをInDesignに配置した場合のスウォッチ上の表示を以下にまとめました。
PDFの作成バージョン、受け取り側のバージョンに応じて症状が変化し、トラブル発生の可能性が高くなります。
特色の名前にこの様な文字を使うことは控えましょう。

utf-8_sjis_table.png
*1) Acrobatの分版プレビューは、UTF-8でもShift_JISでも化けずに表示できる
*2) 特色の扱いについてはInDesign 2015.4/2017.0/2017.1ともに同じ
*3) InDesignはPDF内部の特色名はShift_JISながら、UTF-8固有文字もサポート
   Illustrator CC 2017.0はPDF内部の特色名はUTF-8ながら、UTF-8固有文字未サポート。
*4) Shift_JISに存在しないUTF-8文字だけの特色が2色ある場合の2色めは「グローバルカラー 1」になります

■まとめ
この問題は、発生頻度という意味では大きな問題ではないかも知れません。
実際に部材として.aiでもEPSでも一般的なPDFでもなく、わざわざPDF/Xを使うケースはそれほど多くなく、実害が出る可能性は高くないとも言えます。
しかし、PDF/Xも正しいPDFとして間違いはなく、見分けがつかないファイルを拡散させてしまった、という意味(当社にも一定数の実害の報告があります)において、今回の受け取り側の各種RIP製品(だけでなく、自社アプリであるInDesignや、「受け側としての」Illustrator自身でさえも含めて)の準備が整う前に、この記述だけを抜き打ちで変更した対応は不適切で、フォーマットを戻しただけでは取り返せない影響を残しました。
UTF-8への移行は、方向性としては間違っておらず、各社足並みを揃えて計画的に行う事と、受け取り側としては互換性に配慮し、Shift_JISもUTF-8も両方の混在を前提とした対応が必要です。
equios_gui.png

[第16版] [Acrobat] [Illustrator] [InDesign] [解説追加] | 固定リンクこの記事をメールで共有 このエントリーを含むはてなブックマーク

2017年06月04日 | TrendSeminar2017 Summer開催のご案内

logo_mtjn.gif当社製品の国内販売会社である(株)メディアテクノロジージャパン(以下"MTJN")主催によるTrendSeminar2017 Summerが開催されます。
各日程についてはリンク先のWebサイトをご参照下さい。

TrendSeminar2017 Summer
主催:株式会社メディアテクノロジージャパン
※無料ですが、事前申し込みが必要です。

全体の開催日程についてはMTJNの告知ページ「TrendSeminar2017 Summer」よりご確認下さい。
最初のセッションを株式会社SCREENグラフィックソリューションズが担当するのは以下の4会場です。それ以外の会場でもMTJNのスタッフが同じ内容を説明します。
当社製品の直接のお客様でなくてもご参加いただけます。申し込みの上、ぜひご来場ください。
日程時間開催拠点場所申し込み
6/15(木)13:30-16:30 (受付13:00)東京会場MTJN本社 (地図 PDF:279KB)
ホワイトカンバスMON-NAKA
定員に達したので締め切りました
6/16(金)
6/20(火)13:30-16:30 (受付13:15)名古屋会場栄ガスビル 5F キングルームMTJN名古屋支店にお問い合わせ下さい
6/27(火)14:00-17:00 (受付13:30)大阪会場クリスタルタワー  A会議室定員に達したので締め切りました
7/13(木)13:30-16:30 (受付13:00)東京会場MTJN本社 (地図 PDF:279KB)
ホワイトカンバスMON-NAKA
定員に達したので締め切りました
7/19(水)13:30-16:30 (受付13:00)福岡会場八百治博多ホテル 会議室ABMTJN福岡支店にお問い合わせ下さい
7/20(木)13:30-16:30 (受付13:00)京都会場SCREENホールディングス 本社
第1・第2ホール
MTJN京都支店にお問い合わせ下さい

タイトル:「安全なPDF/X-4 & APPE運用のススメ」のその先へ
概要:SCREENが推奨する安全で確実なイマドキのAdobe PDF Print Engine活用ポイントと、page展でご紹介いただいた2社の取り組みとその背景についてご紹介します。
参考[出力の手引きWeb] page2017展「もう逃げられない!安全なPDF/X-4 & APPE運用のススメ」フォローアップ

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2017年04月06日 | Adobe Creative Cloud 2017 (4) - Adobe CC 2017.1で特色名がShift_JISに戻る

【お詫び】公開当初、このエントリーに記載していた「Acrobatの文章のプロパティの記述から、そのファイルがIllustrator CC 2017.0か、Illustrator CC 2017.1のどちらで作成されたものであるか見分る方法」は、現行バージョンでは動作しない事が分かりました、謹んでお詫び申し上げます。記事を訂正致しました。

■概要
2017年4月6日(木)にAdobe Creative Cloudのアップデートがあり、以下のバージョンがリリースされました。

 ・InDesign CC 2017.1リリース(Version 12.1.0)
 ・Illustrator CC 2017.1リリース (Version 21.1.0)

Illustrator 2017.1リリースでは、UTF-8のサポートを取りやめ、特色の振る舞いについてCC2015の仕様、つまり特色名をShift_JISで記述するように戻されています。
ai_sjis_uft8.pngこの対応により、当社ではAdobe CC 2017.0(Illustrator CC 2017.0.0/2017.0.1/2017.0.2とも)はサポート対象とはせず、Adobe CC 2017.1以降での対応に向けた検証を行う事にしました。検証が完了すれば、再度お知らせ致します。
<重要>
Illustrator CC 2017.0のデータであっても、PDFではなく.aiネイティブをInDesignに貼って出力する場合は、この問題は発生しません。今回、Illustrator CC 2017.0は検証しませんが、動作としてはそうです。

■今までの経緯
Illustrator CC 2017.0より、特色名がUTF-8形式で記述される様に変更になりました。
この現象は、PDFの書き出し設定の「Illustratorの編集機能を保持」のチェックが入っていない状態でPDFを書きだした場合でのみ、PDF内部に記述される特色名がUTF-8形式で記述されます。
つまり、PDFの書き出し設定の「Illustratorの編集機能を保持」のチェックがOnの状態(例えば、PDF互換で作成された.aiネイティブも含む)では、従来通りShift_JISで記述されます。
詳細は以下の過去の記事をご参照下さい。
 2016年12月02日|Adobe Creative Cloud 2017 (2) - 特色名の表記がUTF-8に変更 このエントリーを含むはてなブックマーク
 2016年12月07日|Adobe Creative Cloud 2017 (3) - [続編] Illustrator CC 2017のUTF-8問題 このエントリーを含むはてなブックマーク

■留意事項
今回のアップデートにより、Illustrator CC 2017.1では、特色の振る舞いについてIllustrator CC 2015同等の動作に戻りましたが、既に特色名がUTF-8(PDFの書き出し設定の「Illustratorの編集機能を保持」のチェックが入っていない状態)で作成されたPDFが存在しており、Illustrator CC 2017.0か、Illustrator CC 2017.1のどちらで作成されたとうか、一見しても見分けがつかないと思われます。
Illustrator CC 2017.0で作成された特色名がUTF-8で記述されたPDFは、たとえInDesign CC 2017.1に貼っても文字コードは修復されず、InDesign側で(プロセスカラーに変換されるなど)誤動作することが確認されています。
ほんと2017.0は無かったことしたいけど、そうはならないので留意が必要。

■当面の回避策
今後もアップデート前にAdobe CC 2017.0で作成されたデータの入稿があり、そのまま出力しないといけない状況もあると思われます。
当社では、Adobe CC 2017.1での検証を行っていますが、公式サポートのお知らせまでは以下の様な回避策をお試し下さい。
・CC 2017.0はサポート対象外となるので、まずCC 2017.1にアップデートする
・特色を使わないデータは大丈夫(でも、プロセスカラー出力なのに特色スウォッチを使ったデータはやっぱりダメ)
・特色名には英数字のみ使う(でも、全角スペースとか入ってたりするトラップがあるから…)
・Illustrator CC 2017からはPDFではなく(Shift_JISになるPDF互換で作成した).aiネイティブをInDesignに貼って出力

[第16版] [Illustrator] [InDesign] [解説追加] | 固定リンクこの記事をメールで共有 このエントリーを含むはてなブックマーク

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