【事業と技術】

SCREEN
グラフィックソリューションズ

グラフィックアーツ機器事業

事業内容

スマートフォンやタブレットの普及により、印刷業界は大きな変革期を迎えています。「必要な時に必要なだけ」印刷するオンデマンドプリントや、消費者のニーズや購買履歴に合わせて内容を変えたパーソナライズ印刷、アプリやSNSと連動したクロスメディアマーケティングなど、印刷物の役割も変化しています。このような印刷物の新しい価値を実現するのが、SCREENが提供する高速インクジェット技術です。コア技術である画像処理技術を駆使し、高精細な美しい印刷仕上がりと高い生産性を両立し、インクジェット技術をさまざまな利用用途に展開しています。

SCREENグラフィック
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私たちの強み・特徴

TOPIC01

印刷業界では
誰もが知る存在

SCREENは創業以来80年近くも印刷製版向けの機器を開発しつづけ、印刷業界では高い知名度と多くのお客さまとの信頼関係を誇っています。サーマルCTP(オフセット印刷用の刷版を露光出力する装置)や、印刷工場のスマートファクトリー化を推進するソリューションプラットフォームなど、多彩な商品ラインアップを展開しています。SCREENは、印刷物の価値を常にアップデートし、「印刷」を通じて人々の暮らしをより豊かにすることを目指しています。

TOPIC02

読みやすさと美しさを兼ね備えた
ヒラギノフォント

当社のヒラギノフォントは、スマートフォンの表示フォントに採用されているほか、高速道路の案内標識のフォントについても、その視認性の高さが評価され採用されています。さらに、読みやすさと美しさを両立していることから、プロフェッショナルなデザインの現場でも高く評価されています。

主力製品

CTP装置
PlateRite Ultima
24000N-Z

フルカラーバリアブル
プリンティングシステム
Truepress Jet520HD

UVインクジェット
ラベルプリンティングシステム
Truepress Jet L350UV SAI

印刷工程

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SCREENグラフィック
ソリューションズ

Point 01

包装分野への
事業拡大

印刷と言えば、紙への印刷をイメージする人が多いかもしれませんが、包装や看板、インテリアなどさまざまな用途で利用されています。特に包装分野は、環境問題や消費者のライフスタイルの変化、マーケティング手法の多様化に伴い、オンデマンド・在庫レス、多品種少量生産、マスカスタマイゼーションなど、これまでにない新たな価値創出が求められています。SCREENはこれまで商業印刷分野で培った技術を生かし、パッケージ(包装)印刷分野を戦略的事業領域として定め、包装分野に向けた製品ラインアップおよびソリューション展開を順次強化しています。

Point 02

コート紙に
直接印刷できる
独自インク

水性インクジェットは、水をはじきやすいコート紙にはきれいに印刷できず、専用用紙が必要なことが従来までの常識でした。SCREENの「Truepress ink SC」は、一般的に使われているコート紙に対しても、前処理なしに直接印刷が可能な画期的なインクジェットインクです。これにより、インクジェットが生産設備として普及する上で障壁となっていた「用紙の壁」を解決し、印刷ビジネスの新たな可能性を開拓。このことが評価され、同技術は日本印刷学会から「平成30年度 技術賞」、米国最大の印刷業界団体「Printing Industries of America」から「2017年InterTech Technology Award」を受賞しました。

Point 03

コア技術の競演

SCREENの強みは、「印刷」に特化した技術に限らず、「検査」や「シミュレーション」など多彩な技術群を有し、ハード・ソフトを組み合わせた総合的な提案ができることです。例えば、高速インクジェット印刷機で活用されている自社開発の検査装置は、印刷をしながらリアルタイムで印字面を検査するシステムで、インクジェットヘッドの詰まりや紙の汚れを検知することで、印刷物の品質管理に活用されています。