【事業と技術】

これからの技術革新とは

社会の在り方が今、大きく変わろうとしている。
そんな未来を前に、
これからの技術には何が求められるのだろうか。
新技術、新領域に挑むSCREENの姿に迫る。

これからの社会と技術

IoT、5G、そしてSociety5.0……、
誰も見たことのない未来を支えるために

IoTや5Gといった通信・ネットワークなどの技術の進展によって、世界では第四次産業革命に向けた動きが盛んだ。欧米では「Industrie 4.0」が唱えられ、日本では「Society5.0」という新たな社会のカタチが掲げられている。これからは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)が高度に融合された、新しい姿へと変貌を遂げていく。例えば、5Gによってリアルタイムでの遠隔医療が可能になれば、医師不足の過疎地域に暮らす人々にとって大きな助けとなるだろう。また、スマートファクトリーによる製造プロセスの最適化が実現できれば、これからの人口減少社会に大きなインパクトをもたらすこととなる。
そんなこれからの時代、その根底を担うのはエレクトロニクス技術の進化であり、SCREENグループの技術に寄せられる期待や求められる役割も、より一層大きなものとなってくるのだ。
SCREENグループの創業の精神=「思考展開」。コア技術を発展させ、まだ誰も見たことのない未来を支えるための技術革新に、意欲的に取り組んでいる。

SCREENは、
誇る3つのコア技術を応用展開し、
「エネルギー」「検査計測」
「ライフサイエンス」の3つの新領域へ。

これらの新領域には、
SCREENがやらなければならない
確かな理由がある。

さらなる新領域へ

Reason.1

なぜ、エネルギー分野を
切り拓くのか?

SCREENのコア技術の一つ、「表面を改質する」表面処理技術。その中の一つの塗布技術は、ディスプレー製造工程において3メートル角以上の大型基板に対して、薄く均一に塗ることが可能であり、世界シェアNo.1を誇っている。その高精度塗布技術を新領域に展開しようと着目したのが、低炭素社会への動きが加速する中で世界的に需要が高まる新エネルギー分野だ。
車載用などの高性能なリチウムイオン電池(LiB)に向けては、電極材料用塗工乾燥装置を開発。塗工膜厚を均一に制御するとともに、独自の乾燥システムで高速で均一性の高い乾燥を実現した。
また、燃料電池など次世代エネルギーに向けた取り組みも加速し、低炭素社会の実現を目指す。

Reason.2

なぜ、検査計測分野を
切り拓くのか?

自動車のエンジンやブレーキなど基幹部に使用される金属部品は、それぞれ異なる複雑な表面状態や形状であり、主に目視による全数検査が行われている。この外観検査を自動化することができれば、見逃しを防止し、重大事故の発生を防ぐことができるのではないか。そこで、SCREENのコア技術の一つ、画像処理技術を生かして、世界で初めてオートメーション化した鍛造部品自動外観検査装置を開発した。これにより検査のサイクルタイム短縮を実現し、さらには検査結果を前工程にフィードバックすることで、歩留まり向上にも貢献。今後は検査計測分野への事業展開を加速させ、目視に代わる自動外観検査領域でのデファクトスタンダードを目指していく。

Reason.3

なぜ、ライフサイエンス分野を
切り拓くのか?

人々がこれからも安心して暮らしていくためには、医療・医薬分野のさらなる進化は欠かせないものだ。そこで、半導体・プリント基板上の微細な欠陥を見つけ出すSCREENの高度な検査技術を、ライフサイエンス分野にも応用。開発された高速3D細胞スキャナーや細胞形態解析イメージングシステムは、検査試薬なしで細胞の増殖や形態の変化を高速に計測・分析し、がんの創薬研究や再生医療研究のスピードアップに貢献している。また、SCREENのコア技術である直接描画技術と画像処理技術を活用して生まれたインクジェット式錠剤印刷機は、製薬業界において錠剤の識別性向上と医療過誤防止に大きく貢献。さらに、医薬品への付加価値提供を加えながら、高生産性を実現している。