【文化と風土】

Cross Talk

上司×部下クロストーク

何でも言い合える自由な風土の中で
やりたいことに挑戦し、可能性を伸ばす。

SCREENグラフィックソリューションズ
SW開発部 開発二課
1993年入社
工学部 電気工学科卒

T.Kさん

上司

SCREENグラフィックソリューションズ
SW開発部 開発二課
2015年入社
情報工学課程卒

U.Kさん

部下

失敗を恐れない。
年齢に関係なく自分のやりたいことに
挑戦できる。
そんな風土の中で、どのように若手が
チャンスを掴み、成長しているのか。
製品開発を手掛ける上司と部下の2人に
具体的なエピソードを語ってもらいました。

Theme #01

若手の積極性を評価してくれる会社。

U.Kさん

SCREENに入社を決めた理由は関西のメーカーで充実した福利厚生、社風の良さの3つがポイントになりました。特に重視したのは社風です。面接や座談会では普段と変わらず、何でも本音で話すことができ、すべてを聞き入れてもらいました。そんな風通しのいい社風が自分に合っていると感じています。

T.Kさん

ギスギスした雰囲気はなく、部署を超えて他のメンバーとも話しやすい。若手の積極性を評価してくれる会社です。U.Kくんは3年前に久御山事業所に異動になり、部会で初めて顔を合わせたとき、自分の業務についてハキハキと話す様子を見て「いい若手が入ってきたな」と思いました。ゆくゆくはプロジェクトを引っ張っていく人材に育ってほしいと、その頃から感じていましたね。

U.Kさん

ありがとうございます。T.Kさんの第一印象は、論理的に物事を考えて行動に移すことが早い上司。問題が発生したとき、元を辿って解明していくプロセスは、開発するうえで重要なスキルです。若いうちにいろんな上司や先輩の仕事を見ながらいい部分をどんどん吸収し、自分のスタイルを確立していきたいと思います。

T.Kさん

U.Kくんは仕事に実直で真面目に取り組み、やるべきことを着実に遂行してくれるので安心して任せることができました。エンジニアは最初に技術を身につけ、ある程度のレベルに達してからは、メンバーの管理を任せ、プロジェクトリーダーとしてキャリアステップしていきます。そこで1年前、主任になったタイミングで「練習でリーダーをやってみない?」と声をかけたんです。

U.Kさん

最初は練習と言われて軽い気持ちで引き受けました(笑)。けれどもプロジェクトが大規模になり、多くの苦労がありましたが、それ以上に得たものも大きかったですね。あのときにチャンスを与えてもらい、本当に感謝しています。

Theme #02

活躍の場とチャンスを与えて、万全にサポートしてくれる。

T.Kさん

プロジェクトリーダーは、市場リサーチをもとに製品の仕様や企画を立案し、プレゼン資料を作成。会議で上層部の承認を得てからは、各部署のメンバーに指示を出し、試作品の評価、リリースまで、すべての業務に携わります。U.Kくんは顧客先に出向いたり、当初から積極的に取り組んでいましたね。

U.Kさん

今回のプロジェクトは、業務用インクジェット印刷機の稼働率向上が課題。優先順位や方向性を決めるには、現場のオペレーション業務を見るのが一番だと思ったからです。業務の流れだけでなく、仕事に対する熱量を感じ、とても刺激を受けました。僕は基本的な工程を自動化することで、オペレーターさんが機械に拘束されない環境をつくり、業務の効率化と稼働率の最大化を実現したいと考えました。

T.Kさん

お客さまの立場になって物事を考え、メンバーを牽引しながら開発を進めていく姿に成長を感じました。リリース後に販促用資料を用意し、お客さまに効果をわかりやすく伝える動画をつくり、アフターフォローにも配慮していましたね。当社は「お客さま目線」という企業方針から外れていなければ、やりたいことに挑戦させる風土。上司としてはその方向が間違っているときに軌道修正するのみで、本人のやる気を最優先させています。

U.Kさん

プロジェクトの中で僕は最年少。これまでに関わったことのない他部署のメンバーが多く、初めて経験することばかりで、特にスケジュール管理やチームの統率に苦労しました。それぞれの意見が異なったときは、直接顔を合わせて何度も話し合い、着地点を見つけていくプロセスは、足で稼ぐ営業と一緒です。T.Kさんには、その都度相談に乗ってもらい、何度も助けてもらいました。

T.Kさん

メンバーの統率や調整は、誰もが苦労するところ。私だけでなく、他部署の課長も会議前の準備から根回し、プレゼン資料づくりのコツなど、いろんな支援やアドバイスをしていました。プロジェクトの進め方にはマニュアルはなく、長年の経験で培った柔軟な対応力と判断力が求められるもの。その部分を私たちベテラン層がきちんとフォローしています。

Theme #03

自分で限界を決めず、世界最先端のものづくりに挑んでほしい。

T.Kさん

今回携わったのは、世界トップクラスの出荷実績を誇る「Truepress Jet520シリーズ」のバージョンアップ。世の中のニーズに合った稼働率向上の取り組みは、社長からも高い評価を受けて機能が追加され、大規模なプロジェクトになりました。より多くの部署やメンバーと関わることで人脈が広がり、会社全体の動きが見えるようになったのは大きな収穫でしょう。自分で仕事の枠を決めず、この経験を生かしてさらに大きなプロジェクトに挑戦してほしいですね。

U.Kさん

今まで知らなかった他部署の体制や業務を深く理解することができました。T.Kさんは常に「自分を売り込め」とチャンスを与えてくれる上司。それも単に任せるのではなく、細かくフォローしてくれるので、経験が浅くても最後まで諦めずにやり遂げることができました。「まずはやってみる」はT.Kさんの人材育成の基本ですね。

T.Kさん

任せて育てる。自分で実際に経験しなければ、本当の意味で仕事は身につかないと思っています。今、U.Kくんが携わっている新製品開発は、エンジニアとして技術が磨ける仕事。リーダーシップと並行しながら両方のスキルを伸ばし、今まで以上に自分の考えを発信してほしいですね。当社は強い意志があれば、やりたいことに挑戦できるボトムアップ型の風土。それが業界最先端の製品として世界中の人たちに利用されるのは、技術者にとって大きな魅力です。常に市場動向や顧客ニーズにアンテナを張り、チーム全体で高い目標を達成できることを願っています。

U.Kさん

新製品開発では、社外の協力会社とのスケジュール管理・調整をはじめ、相手に伝わる資料づくり、プレゼンのコツなどさまざまなシーンで今回の経験が役立っています。これからも多くの壁にぶつかると思いますが、失敗を認めて次に生かす。自分の意見を伝えると同時に、報連相を徹底して意思疎通を図るように心掛けています。仕事を詰めすぎず、フレックスタイム制度を利用してメリハリを持ち、ワークライフバランスも大切にしていきたいですね。