現状、PDF運用で留意が必要な3つの問題について、まとめました。
PDF運用であれば、データの制作において以下の3つの事例に関して、該当データを避けたり、回避策を講じることで、これだけが全てではありませんが、相当数のトラブル発生を未然予防することができます。
以下に、発生条件、回避策を記載した以前の記事へのリンクがありますのでもう一度参照してみてください。
■ 1) InDesignCS2~CS4での合成フォントの問題(1)・(2)・(Adobe情報)
【発生条件】
ここでの「○」はInDesignの表示と出力が一致するという意味です。
【概要】
この問題は、InDesignCS2~CS4で発生する問題で、同じ事をIllustratorで行っても発生しません。
■ 2) 縦書き文字で文字が欠ける問題(1)・(2)・(3)・(Adobe情報)
【発生条件】
【概要】
この問題は、InDesignCS4だけでなく、IllustratorCS4、PhotoshopCS4、Acrobat 9などの全てのアプリケーションで再現する共通の問題です。Adobe CS3シリーズ以前やAcrobat 8以前では問題ありません。
■ 3) InDesignCS3/4の「効果」で出力が不正になる(1)・(2)・(Adobe情報)
【発生条件】
(*1) AcrobatはTouchUpオブジェクトツールでNG
(*2) Trueflow従来演算では、Polished Inputを使った場合のみNG、通常入力ではOK
【概要】
この問題はInDesignCS3から新たにサポートされた「効果」機能で発生する問題で、Acrobatの表示では問題が見つからない未然予防の難しい問題です。ただし、再現条件や回避方法は明確になっていますので、詳細は以前の記事を参照してください。
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