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出力の手引きWeb[第13版]

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2009年02月02日 | 英語版のTrueflow出力の手引き 第13版 公開

英語版のTrueflow出力の手引き 第13版「Trueflow DTP Output Guideline The 13th Edition」を公開しました。
海外のお客様向けに公開しているものですが、日本国内でも英語を必要とされている方もおられると思います。
英語版はQuarkXPress7.0もサポートされていますが、それ以外は基本的に同じ内容です。

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2009年01月29日 | AdobeCS系のカラー設定と透明効果(つづき)

<2010年7月27日追記>
この問題はTrueflow側での対策が完了しています。
詳細は記事「2010年07月27日|7つの問題の対策、完了しました」を参照してください。

ColorError.png以前の記事「AdobeCS系のカラー設定と透明効果」でお知らせした透明の領域の色がおかしくなる問題について、以下のTrueflowのバージョンの「最新PDF処理」つまりAdobe PDF Print Engineを使う処理において、回避措置を組み込みました。

■対応Truflowバージョン
・Trueflow SE Ver5.01 TF155以降
・Trueflow SE Ver6.00 TF035以降
最新PDF処理における対応であり、Trueflow Ver4.01以前のバージョンは含まれません。

■内容の詳細
この対応は、Adobe PDF Print Engineでの処理を行う前に、つまりTrueflowの「入力処理」において透明に対するICCプロファイル(ICCBasedCMYK)を「DeviceCMYK」に書き換えることで、この問題を強制的に回避します。
この回避措置は、多くの同じ原因の問題に効果がありますが、完全ではありません。
完全な回避方法は、正しくデータを作ることであり、PDFの記述通り、つまり透明効果に付加されたICCプロファイルを書き換えず、そのままの処理が必要になる事も(必要性は低いですが)あり得ます。Trueflowの推奨設定であれば、この様なケースはあり得ませんが、そもそもこの問題は発生しません。
元々、Trueflowでは透明の関係しない個別の画像オブジェクトに関しては、ICCBasedCMYKからDeviceCMYKへの書き換えを行っていましたが、透明分割時のICCプロファイルに関しては、イラスト系オブジェクトにも影響のある別の記述であったために、この処理は行っていませんでした。
今回の対応では、透明に対するICCプロファイルも書き換えた方が、遙かに高い確率でトラブルを回避できることから、この様な対応をおこなっていますが、システム設定の変更によって、このICCプロファイルを書き換える対応を行わない従来通りの処理に戻すことも可能です。

この問題に関しては、Adobeのサポートデータベースの文章番号233382に詳しい情報が掲載されています。

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2008年12月12日 | Trueflow出力の手引き 第13版 公開

Adobe Creative Suite 4に対応した「Trueflow出力の手引き 第13版」を公開しました。
今回は、設定ファイルが入っている「Trueflow印刷ユーティリティ2.5」は、変更がありません。フォルダ名としては「Adobe Creative Suite2&3」となっていますが、Adobe Creative Suite 4でも同じものが使えます。
Trueflow Ver4.01 TF171、Ver5.01TF151 、Ver6.00 TF025以降に対応しています。
Trueflow SE製品情報ページよりダウンロードして下さい。
<主な対応項目>
・Adobe Creative Suite 4
・In-RIPセパレーション運用(DeviceN)解説の改訂
・その他、内容のブラッシュアップ、誤記・表現の修正など

「出力の手引きWeb」とのリンク機能
第12版以降では、本文と関連する情報がこの出力の手引きWebにある場合、(Web)と書かれており、そこから該当するページへリンクしています。
(Web)と書かれた部分をクリックするとセキュリティ警告のダイアログが出る場合がありますが、Acrobatの場合は「このサイトに対するアクションを保存する」にチェックを入れてから「許可」をクリックする事で、以降www.screen.co.jpに対するリンクには警告は出なくなります。
このWebサイトへのリンクの許可に関する詳細な設定は、Acrobatの環境設定の「信頼性管理マネージャ」を用いて行う事ができます。既にブロックされており、表示できない場合もここの設定をチェックして下さい。

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2008年12月12日 | InDesignCS3/4の「効果」で出力が不正になる

<2010年7月27日追記>
この問題はTrueflow側での対策が完了しています。
詳細は記事「2010年07月27日|7つの問題の対策、完了しました」を参照してください。

■症状
InDesignCS3以降でサポートされた「効果」の内、以下のものを使用し、対象となるオブジェクトが回転されていると出力が不正になる場合があります。InDesignCS4でも発生します。
・べベルとエンボス
・シャドウ(内側)
・光彩(内側)
・サテン

■技術的原因
これらの効果で作成したPDFは、Acrobat上では問題ない様に見えますが、PDF処理系統に問題があり、何らかの「PDFに関わる操作」が行われると問題が表面化します。
容易に再現を確認する方法として、AcrobatのTouchUpオブジェクトツールで対象となるオブジェクトを僅かに移動します。この操作によって内部で「PDFに関わる操作」が行われ、効果の部分が大きく変化します。
Trueflowでも、自動製版やカラー変換など、設定によってはPDFを操作する場合があり、同様の問題が発生します。

■回避方法
回避方法としては、以下のいずれかの方法が考えられます。

1) 同様のデザインをIllustratorで行い、InDesignで配置して出力
 →この方法であればInDesignを経由しても問題は発生しません。

2) PDF/X-1a出力をすることで、効果を画像化しておく
 →Adobe PDF Print Engineの品質上のメリットは活きませんが、データには手を加えずに、すぐに出力することが可能です。

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2008年12月12日 | IllustratorCS4の透明グラデーション

IllustratorCS4で新たにグラデーションに透明の設定もできる様になりました。
この透明度が変化するグラデーション(以降「透明グラデーション」)は、従来は「不透明マスク」などの機能を使用する必要がありましたが、IllustratorCS4では簡単にオペレーションできる様になっています。
この様な透明グラデーションが含まれたデータもTrueflowでは問題なく出力できます。
Trueflow出力の手引き 第13版でサポートしているTrueflowのバージョンでしか確認していません
smask.pngshadingsetup.png
しかし、このIllustrator CS4で作成した透明グラデーションのデータを、Adobe Creative Suite 2世代以前のアプリケーションに取り込むと、右図の様に表示され、それを出力しても表示と同じ様に該当オブジェクトが欠落します。
Photoshop CS2でラスタライズしたり、Illustrator CS2で貼り込んでも同じ問題が発生します。

Trueflow出力の手引き 第13版 P3(第12版でもP3)にも書いてある通り、IllustratorとInDesignのバージョンは合わせて出力する事が推奨ですが、特にこの透明グラデーションが含まれたデータは明らかに問題が発生します。
InDesign CS3では、簡単なデータでは問題ない様に見えますが、複雑なデータでの出力は確認されておらず、保証もできません。
もう一度、IllustratorとInDesignのバージョンの整合性について徹底されることをお勧めします。
CompatibleTable.png
Windows版のAcrobat 7では表示できる場合もある様ですが、Acrobat 6以前ではやはり問題があります。

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