【人と仕事】

Interview

高い性能と安定性を備えた
熱処理装置の開発に挑む。

株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ

K.Tさん

熱処理プロダクト部 メカトロ技術課
システム工学研究科 システム工学専攻修了/2013年入社

#01

予想外のケースにも迅速かつ柔軟に対応する。

半導体製造工程に用いられる熱処理装置「LAシリーズ」の新機種に当たる「LA3100」の電気系の開発設計に携わっています。装置開発においては、お客さまからの追加要望や審査機関からの指摘などで、試作機の完成後に仕様変更が発生することも珍しくありません。納期が限られている中、そうした状況に迅速かつ柔軟に対応するためには、より効率的に業務が進められるよう日頃から意識しておく必要があります。例えば、自分の担当業務にかかわる工程の業務知識を深めたり、ソフトデバッグを控えた緊急度の高い案件の対応方法を事前に把握しておくなど、日頃から業務の効率化に取り組んでいます。また、機械・電気・ソフト・プロセスやその他関係各所との緊密なコミュニケーションも求められます。

#02

失敗を成長の糧にして、
将来の自信につなげる。

入社後、私が初めて設計した回路基板は、過去に先輩が設計した基板の後継品でした。多くの部分で既存の回路を流用することが可能だったため、設計のハードルは低いはずでしたが、完成した試作基板の動作確認を行ったところ、回路が想定外の動作をしてしまいました。原因は部品選定の際のケアレスミスだったのですが、それが原因で、試作基板を作るための初期費や研究費、数週間の時間を無駄にしてしまったのです。しかし上司や先輩が私を責めることはなく、それだけに一層申し訳なさを感じました。この失敗を教訓として心に刻み、その後に担当した回路設計では、回路シミュレーションや机上実験を入念に行いました。さらに、上司や先輩に実験結果を何度もレビューしてもらった上で基板製作に臨みました。その結果、目標スペックを数倍上回る精度と安定性を確保した基板を完成させることができ、技術者としての自信につながりました。

#03

成長を楽しみながら高度な技術者を目指す。

半導体業界は技術革新が著しい業界であり、製造装置に求められる性能や安定性も年々高水準になっているため、スピード感を持って知識や技術を深めることが常に求められます。技術の進歩に応じて成長を続けることは大変ですが、新しい技術やアイデアを試す機会にも恵まれているので、非常にやりがいを感じています。今後は一層、上司や先輩の技術や考え方を吸収しながら、この業界の技術革新に。寄与できる技術者を目指していきます。

#04

社風について

入社して特に実感するのは、非常に穏やかな社風だということです。部署内の人間関係もフラットで働きやすいと感じます。正直、学生時代は「社会人になったら人間関係や上下関係で息苦しさを感じることが多いだろうな」と覚悟していたので、それを良い意味で裏切られました。

OFF TIME

ドライブが好きで、休日は目的地を決めずに気ままに車を走らせています。天気の良い日は琵琶湖沿いの道を走り抜けるルートがお気に入りです。また、新幹線が停車する米原駅が家から近いため交通の便も良く、連休には妻と東京まで足を延ばしたりして楽しんでいます。

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