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◆ということで、【図02】【図03】をもう少し何とかしたい場合、【図04】のような方向性はありでしょう。この処理であればデザインの範疇だからです。ただし、もし本文が詩や物語で背景のイメージとの連動が大きなウエイトを占めてくる場合だと、話は逆転してしまうことがあります。
もちろん、これは基本的な印刷に関わるマナー的な部分であり、一頃よりは沈静化してきています。しかし、例えばデザインをしているはずが、いつのまにかその場繕いのデコレーション処理に陥ってしまったなどということがあるのではないでしょうか。
もっともわかりやすいのが、よく見かけるフィルタ処理一発的なデザイン*です。文字組みでいえば、特殊な場合を除き、本文での極太文字や、サイズ拡大のために、行間をなくすことでスペースを確保する代償として文字を平体処理するといったことはありませんが、それらに近い類似的な処理はついつい犯してしまうのではないでしょうか。 |