私の個人的なデザインワークでは、どちらかというとゴシック系の書体の使用頻度が高く、このヒラギノ角ゴシック体にオプションで用意されている仮名フォントは、他に類を見ないので大変重宝しています。もちろん、文字のデザインは濁点や半濁点だけで決まるものではありません。例えば、骨格とでもいうべき文字のデザインがしっかりと設計されているフォントであれば、それを極端に崩してもデザインとして崩れてしまうことはありません。
 【図15】〜【図18】は、Illustrator CS2を使った簡単な実験結果です。結果的には大変ラフなイメージの作り込みですが、ベースがしっかりしていないと、よりよい効果は生まれません。
     
     
【図15】上から、Illustrator CS2上で入力したヒラギノ明朝Pro W6。【オブジェクト>ラスタライズ】の設定値により、16ppiという低解像度によるラスタライズでシャープなフォントイメージを崩しています。【オブジェクト>ライブトレース>作成】にデフォルト登録されている【コミックアート】設定の設定値。【オブジェクト>ライブトレース>作成】にデフォルト登録されている【写真(高精度)】設定の設定値。  
     
   
     
   
     
   
     
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