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2014年01月09日 | Illustratorの「落書き」効果に注意

■概要
sakugaki_samples.pngIllustratorの落書き効果の不適切な使用による出力トラブルが増えています。
右図「落書きらしい効果」様な使用では問題ありませんが、「落書きでかすれ感」のようなデザインで使うと、データが極端に複雑になる場合があります。
ほぼ同様の効果が得られる「ラフ」効果で代用することで、データをシンプルにすることが可能です。データの大きさや狙う効果に応じて豊富にあるIllustrator効果を使い分けることが重要です。

■解説
落書き効果を用いて、PDFを書き出した場合の実際のパスの様子を下図に示します。右図の赤い枠を拡大しています。
一周のストロークと塗りだけで表現される「ラフ」と比較して「落書き」は線の重ね書きで塗りつぶすようなデータになっており、遙かに複雑なデータ構造である事が分かります。結果、ベタ塗りなのに…
このデータに透明などが関係すると、メモリ不足などでエラーになったり、結果不正になる可能性が高くなります。

rakugaki_path.png
落書き効果は上手く使うとおもしろいデザインが簡単に作れます。複雑すぎにならないよう、効果を使い分ければ、出力に問題はありません。
「落書き効果。ご利用は計画的に」

[第15版] [Illustrator] [解説追加] | 固定リンクこの記事をメールで共有 このエントリーを含むはてなブックマーク
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