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2013年08月26日 | Adobe Creative Cloud (6) - 白ノセを破棄の注意事項

ai_native.png■白のオーバープリントを破棄は下位バージョン保存で注意
以前の記事、「Adobe Creative Cloud (2) - [Illustrator CC] 白のオーバープリント対応」に書いたように、保存オプションで「PDF互換ファイルを作成」を指定した場合、1つのファイルの内部に2つの形式のデータが含まれます。
 ・Illustratorネイティブ情報
 ・PDF互換データ
(でもこのままRIPに通さないで!)
このネイティブ形式を下位バージョンで保存した場合には特に注意が必要です。
例えばIllustrator CCからCS3形式でネイティブを保存した場合、 たとえCS3形式であってもそのネイティブファイルのPDF互換データ内部の白ノセは解除されています。このデータを何も編集しないで、そのままInDesignに貼って出力すれば、白ノセのオブジェクトは消えずに白く見える様になります。
しかし、そのIllustratorデータに修正が必要になり、CS3で開いて修正・保存すると、IllustratorCS3には白ノセ解除の機能はなく、ネイティブ情報には白ノセが活きたままなので、データ上の白ノセは復活します。
次に出力したときには、白ノセのオブジェクトが消えることになります。
特に、複数箇所でデータの受け渡しをする場合には、どの様に作成されたデータか、分からなくなりがちです。どの様な場合でも、オーバープリントプレビューで最終確認を行う事が重要です。
やっぱり、Illustratorの「以前の形式」は推奨できません。

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