IllustratorCS4で新たにグラデーションに透明の設定もできる様になりました。
この透明度が変化するグラデーション(以降「透明グラデーション」)は、従来は「不透明マスク」などの機能を使用する必要がありましたが、IllustratorCS4では簡単にオペレーションできる様になっています。
この様な透明グラデーションが含まれたデータもTrueflowでは問題なく出力できます。
Trueflow出力の手引き 第13版でサポートしているTrueflowのバージョンでしか確認していません
しかし、このIllustrator CS4で作成した透明グラデーションのデータを、Adobe Creative Suite 2世代以前のアプリケーションに取り込むと、右図の様に表示され、それを出力しても表示と同じ様に該当オブジェクトが欠落します。
Photoshop CS2でラスタライズしたり、Illustrator CS2で貼り込んでも同じ問題が発生します。
Trueflow出力の手引き 第13版 P3(第12版でもP3)にも書いてある通り、IllustratorとInDesignのバージョンは合わせて出力する事が推奨ですが、特にこの透明グラデーションが含まれたデータは明らかに問題が発生します。
InDesign CS3では、簡単なデータでは問題ない様に見えますが、複雑なデータでの出力は確認されておらず、保証もできません。
もう一度、IllustratorとInDesignのバージョンの整合性について徹底されることをお勧めします。
Windows版のAcrobat 7では表示できる場合もある様ですが、Acrobat 6以前ではやはり問題があります。