出力の手引きWeb

Adobe Creative Cloud 2024 - サポート開始

2023.12.21

EQUIOSにおいて以下の運用のもと、Adobe Creative Cloud 2024のサポートを開始します。

■Adobe CC 2024からのPDF書き出し方法
Adobe CC 2023までのPDF書き出し方法から変更はありません。このサイトの右部「第17版」からダウンロードできる「EQUIOS出力の手引き 第17版」と「EQUIOS印刷ユーティリティ Rev1」を基にPDF書き出しを行ってください。カラープリセット(P83)も忘れずに!

■EQUIOS推奨バージョン
Adobe Creative Cloud 2024での出力を行う場合は、以下のバージョン以降のEQUIOSをお使い頂く事を推奨致します。これらのパッチの適応につきましては「テクニカルWebサポート」をご確認ください。
 ・EQUIOS Ver10.00 EQ003 (RIPバージョン「標準」を利用)
 ・EQUIOS Ver9.00 EQ011 (RIPバージョン「標準」を利用)

■対応Adobe CCバージョン
Adobe CC 2024につきましては以下のビルド以降にアップデートしてお使い下さい。
 ・Adobe Illustrator 2024 (28.0以降)
 ・Adobe InDesign 2024 (19.0以降)

Adobe Creative Cloud 2023 - サポート開始

2023.01.18

EQUIOSにおいて以下の運用のもと、Adobe Creative Cloud 2023のサポートを開始します。

■Adobe CC 2023からのPDF書き出し方法
Adobe CC 2022までのPDF書き出し方法から変更はありません。このサイトの右部「第17版」からダウンロードできる「EQUIOS出力の手引き 第17版」と「EQUIOS印刷ユーティリティ Rev1」を基にPDF書き出しを行ってください。カラープリセット(P83)も忘れずに!

■Illustrator CC 2023の新機能「クロスと重なり」
「クロスと重なり」は、オブジェクト同士の重なりを編集できるIllustrator2023 (27.0)の新機能になります。ただ、以下の不具合が見つかっており、27.1で修正されています。そのため、27.1でデータを作成するようにしてください。
・PDF/X-1aで書き出したときに、クロスと重なりを使用したオブジェクトが抜ける。
・PDF/X-4で書き出したときに、クロスと重なりを使用したオブジェクトが低解像度で画像化される。

■Illustrator の「3Dとマテリアル」機能
Illustrator2022以降、「3Dとマテリアル」機能として3D効果が強化されています。
特にIllustrator26.1から27.1にかけて、上記機能の変更や不具合修正を行っているため、Illustratorの各バージョンで書き出したPDF/X-1aやPDF/X-4上で、描画位置の微小なずれなどの結果の差異が発生しています。該当するオブジェクトを使用する場合、この点を留意しデータを作成してください。

Illustrator_1.png

Illustrator_2.png

Illustrator_3.png

Illustrator_4.png

■EQUIOS推奨バージョン
Adobe Creative Cloud 2023での出力を行う場合は、以下のバージョン以降のEQUIOSをお使い頂く事を推奨致します。これらのパッチの適応につきましては「テクニカルWebサポート」をご確認ください。
 ・EQUIOS Ver9.00 EQ011 (RIPバージョン「標準」を利用)
 ・EQUIOS Ver8.01 EQ113 (RIPバージョン「標準」を利用)

■対応Adobe CCバージョン
Adobe CC 2023につきましては以下のビルド以降にアップデートしてお使い下さい。
 ・Adobe Illustrator 2023 (27.1以降)
 ・Adobe InDesign 2023 (18.1以降)

Adobe Creative Cloud 2022 - サポート開始

2022.01.19

■結論
検証の結果、EQUIOSにおいて以下の運用のもと、Adobe Creative Cloud 2022のサポートを開始します。

■データ作成方法
このサイトの右部「第17版」からダウンロードできる「EQUIOS出力の手引き 第17版」と「EQUIOS印刷ユーティリティ Rev1」に基づいて作成されたデータはEQUIOS共通であり、Adobe CC 2022でも同じ手順で使用する事ができます。カラープリセット(P83)も忘れずに!

■EQUIOS推奨バージョン
Adobe Creative Cloud 2022での出力を行う場合は、以下のバージョン以降のEQUIOSをお使い頂く事を推奨致します。これらのパッチの適応につきましては「テクニカルWebサポート」をご確認ください。
 ・EQUIOS Ver9.00 EQ001 (RIPバージョン「標準」を利用)
 ・EQUIOS Ver8.01 EQ112 (RIPバージョン「標準」を利用)

■対応Adobe CCバージョン
Adobe CC 2022につきましては以下のビルド以降にアップデートしてお使い下さい。
 ・Adobe Illustrator 2022 (26.0以降)
 ・Adobe InDesign 2022 (17.0以降)

Adobe Creative Cloud 2021 - サポート開始

2020.12.07

■結論
検証の結果、EQUIOSにおいて以下の運用のもと、Adobe Creative Cloud 2021のサポートを開始します。

■データ作成方法
このサイトの右部からダウンロードできる「EQUIOS出力の手引き 第17版」と「EQUIOS印刷ユーティリティ Rev1」に基づいて作成されたデータはEQUIOS共通であり、Adobe CC 2021でも同じ手順で使用する事ができます。カラープリセット(P83)も忘れずに!

■EQUIOS推奨バージョン
Adobe Creative Cloud 2021での出力を行う場合は、以下のバージョン以降のEQUIOSをお使い頂く事を推奨致します。これらのパッチの適応につきましては「テクニカルWebサポート」をご確認ください。
 ・EQUIOS Ver8.00 EQ011 (RIPバージョン「標準」を利用)
 ・EQUIOS Ver7.02 EQ211 (RIPバージョン「標準」を利用)

■対応Adobe CCバージョン
Adobe CC 2021につきましては以下のビルド以降にアップデートしてお使い下さい。
 ・Adobe Illustrator 2021 (25.0以降)
 ・Adobe InDesign 2021 (16.0以降)

Adobe Creative Cloud 2020 - サポート開始

2019.12.02

■結論
検証の結果、EQUIOSにおいて以下の運用のもと、Adobe Creative Cloud 2020のサポートを開始します。

■データ作成方法
このサイトの右部からダウンロードできる「EQUIOS出力の手引き 第17版」と「EQUIOS印刷ユーティリティ Rev1」に基づいて作成されたデータはEQUIOS共通であり、Adobe CC 2020でも同じ手順で使用する事ができます。カラープリセット(P83)も忘れずに!

■InDesignの角丸の改善
InDesign 2020では、角丸の形状が不正確である問題が改善されていることがInDesignの勉強部屋で紹介されています。森 裕司さん(Thats)ありがとうございます。
[InDesignの勉強部屋] InDesign 2020 No.01 角丸の問題が解消された
indesign2020_stroke.png処理の改善は好ましいことであるものの、出力側からすると同時に結果が変わる事でもあります。
当社のEQUIOSを用いた出力検証でもこの修正の影響が確認されており、ほとんどの場合は2019と2020の出力結果の違いはわずかなものですが、一部の破線の表現で目視確認できる違いが表れる事例も見つかっています。
この違いはInDesignの表示でも、書き出したPDFのAcrobat表示でも確認できるものであり、RIPの問題ではありません。
この症状は線パネルの「角」の設定が「なし」の場合に顕著ですが、このデータの場合は「角」の設定を「点線の調整」と設定する事で改善します。
結果オーライでスルーされていた旧バージョンからのネイティブデータを更新して使う場合には、線パネルの「角」の設定などに留意が必要です。
今回から「InDesign 2020」とか「Illustrator 2020」の様に「CC」は付かない表記になっているようです。

■EQUIOS推奨バージョン
Adobe Creative Cloud 2020での出力を行う場合は、以下のバージョン以降のEQUIOSをお使い頂く事を推奨致します。これらのパッチの適応につきましては「テクニカルWebサポート」をご確認ください。
 ・EQUIOS Ver7.01 (RIPバージョン「標準」を利用)
 ・EQUIOS Ver6.01 EQ102

■対応Adobe CCバージョン
Adobe CC 2020につきましては以下のビルド以降にアップデートしてお使い下さい。
 ・Adobe Illustrator 2020 (24.0.1以降)
 ・Adobe InDesign 2020 (15.0以降)

EQUIOS出力の手引き 第17版(PDF版)公開

2019.02.04

PDF版の「EQUIOS出力の手引き 第17版」を公開しました。およそ5年ぶりの更新です。
get_tebiki.png当社製ワークフローRIP「EQUIOS」で処理をするデータ制作する上での手順や注意点を記載したPDF形式のドキュメントです。
このドキュメントは、出力に必要な一般的な情報を掲載しておりますが、その記載内容については、EQUIOSにおいて検証済みの内容となっているところが、他の解説書と異なるところです。
Adobe Creative Cloud 2019の出力検証も、このドキュメントの手順で行っています。手順や設定を一つの基準として公開しておくことで、お問い合わせの際の前提条件の確認の精度を上げることができ、正確な回答の助けになります。
最新の情報については、この「出力の手引きWeb」で追記していきますので、併せてご参照下さい。

PDFでは、関連する出力の手引きWebへのハイパーリンクや、本文の関連する箇所への相互参照など多数設定しています。プリントアウトもいいですが紙ではクリックできませんので、PDFでの閲覧もオススメです。


■公開情報
このサイトよりダウンロードしてください。
EQUIOS出力の手引き 第17版(PDF/24.0MB)
EQUIOS印刷ユーティリティ Rev.1(ZIP/776KB) → 従来より変更ありません
過去のDTPデータのための「Trueflow出力の手引き 第14版」はこちら

■主な追記・変更項目

  • 「トラブルの少ないデータ制作」を新設
  • 「EQUIOSの仕様に関する留意事項」を新設
  • ドキュメントの名称を「EQUIOS出力の手引き」に変更。
  • Adobe Creative Cloud 2015~Adobe Creative Cloud 2019の記述の追加
  • 既に修正済みの留意事項の削除、又は内容の変更。
  • その他、文章のブラッシュアップ。


■制作環境
udfont.pngInDesign CC 2019を用いて制作しました。
書体は「ヒラギノUD角ゴF」シリーズを使用しています。
文字組みアキ量設定は、はあどわあくの大石十三夫さんからサポートいただきました。ありがとうございます。

■更新情報も知りたい方へ
以前より、第16版をお読みの方で、この第17版で更新されたポイントを知りたい方のために、更新情報確認版を公開します。
EQUIOS出力の手引き 第17版 更新情報 確認版(PDF/24.1MB)
<ご注意>
このドキュメントをご参照の際には以下の点にご注意ください。

  • 第17版で追記、変更した部分が赤字になっています。消去した部分を確認する事はできません。
  • 意味に大きな影響のない変更部分は、赤字になっていない場合があります。
  • P1、P71~P73、P78~79は全て新しいので赤字にはしていません。
     

page2019展クリエイティブゾーンセミナーに出演します

2019.01.25

jw_page2019.png2月8日(金)にpage2019展のクリエイティブゾーンセミナーに出演します。最新情報やセッションの内容の案内はリンク先のwebサイトをご参照下さい。
page2019クリエイティブゾーンセミナー
主催 : JAGAT
日時 : 2019年2月6日(水)〜8日(金) スケジュール ​​​​​​
場所 : サンシャインシティコンベンションセンターTOKYO
   展示ホールD(文化会館2F)クリエイティブゾーン
タイトル :「デザイン」「プルーフ」「印刷」の一貫した結果を得るためにすべきこと
[d8-3] 2月8日(金) 12:55-13:45)
page2019_map.png
※事前申し込みは不要です。
twitterのハッシュタグは#page2019_czsです。

当社ブースにもぜひお越しください。

Adobe Creative Cloud 2019 (2) - サポート開始

2019.01.10

■結論
検証の結果、EQUIOSおいて以下の運用のもと、Adobe Creative Cloud 2019のサポートを開始します。

■データ作成方法
このサイトの右部からダウンロードできる「EQUIOS/Trueflow出力の手引き 第16版」と「EQUIOS印刷ユーティリティ Rev1」に基づいて作成されたデータはEQUIOS共通であり、Adobe CC 2019でも同じ手順で使用する事ができます。

■Illustrator CC 2019の新機能「フリーグラデーション」
フリーグラデーションは、線形・円形・メッシュグラデーションが組み合わされて表現されており、出力処理としては、新たな要素はありません。
しかし、EPS保存、PDF/X-1a出力など分割統合が伴うデータ制作を行うと、透明やオーバープリントとの関係に応じて、フリーグラデーションの一部が画像化され、残りがグラデーション記述で残り、その境界においてトーンジャンプが発生したり、極端に複雑な記述になることでエラーの原因となる可能性があるため、Illustratorネイティブ形式で配置し、PDF/X-4形式でのデータ制作を行って下さい。
透明を活かす、オーバープリントも活かす(ノセイキ)ということです。

■EQUIOS推奨バージョン
Adobe Creative Cloud 2019での出力を行う場合は、以下のバージョン以降のEQUIOSをお使い頂く事を推奨致します。これらのパッチの適応につきましては「テクニカルWebサポート」をご確認ください。
 ・EQUIOS Ver7.00 (詳細はpage2019展にてご確認下さい)
 ・EQUIOS Ver6.01 EQ102

Adobe Creative Cloud 2019 (1) - Illustratorのフリーグラデーション

2018.10.18

<2019年01月24日追記>
2019年01月09日より
サポート開始いたしました。
2018年10月18日時点で当社製品との検証中のため、未サポートです、検証終了時にこのサイトでお知らせいたします。

■Adobe Creative Cloud 2019のリリースと当社製品のサポートについて
kawacoco_wine.png2018年10月15日(米国時間)Adobe Creative Cloud 2019が一斉にリリースされました。
当社では、特に慎重に検証を行っており、サポートの可否については、検証終了後にこのサイトでお知らせいたします。

■Illustrator CC 2019の新機能「フリーグラデーション」
Illustrator CC 2019において、フリーグラデーションという新しい表現がサポートされました。 グラデーションメッシュに似ていますが、グラデーションメッシュは、PDF上にネイディブで記述される事に対し、フリーグラデーションではPDF上では画像化されている様で、継続調査中です。

gradation_panel.png
control_point.png
データご提供:イラレラボさま カワココさんありがとうございます!
本データは、Adobe MAX 2018 (US) 鷹野雅弘さん(株式会社スイッチ)のセッションでも紹介されました。
 

美しいグラデーションを出力する

2018.09.12

■概要
EQUIOS Ver6.01より、グラデーションのトーンジャンプを低減する機能が追加されます。
出力チケットの設定に「平行、円形グラデーションのトーンジャンプを軽減する」という設定が加わります。
TrueflowのAPPEではない方の従来処理をお使いの経験のある方は、同様の設定があったことを覚えておられると思います。
EQUIOSでは、APPEのグラデーション生成の部分を独自にカスタマイズし、TrueflowのAPPEではない方の従来処理と同様の方法でグラデーションを生成する機能をサポートしました。
この機能は、グラデーションのトーンジャンプを防ぐために役に立ちますが、いくつかの留意事項があります。

■互換性
グラデーションのみの再現が変わる設定であり、互換性には影響ありません。

■処理の概要
処理の仕様の概要について下記に説明します。

  • グラデーションの濃度変化するポイントそろっていると、その濃度変化が目立ちやすく、トーンジャンプの要因となる。
  • グラデーションに僅かなノイズを加え、濃度変化するポイントをランダムにずらすことで、トーンジャンプの低減が期待できる。
  • 対象となる部品は、特に目立つ平行、円形グラデーション。
  • グラデーションメッシュや偏心円は対象外
  • 透明の影響の及ぶ領域では処理の対象とはならない

これらの仕様はTrueflowと同様です。

■品質について
グラデーションの品質について、以下の様な一長一短の特徴があります。
実際のトーンジャンプは網点を紙に印刷した場合で確認されるもので、webサイトでは正確な表現ができません。下記の図は出力のイメージを見えやすく図示したもので、実際のRIP出力ではありません。

元データは図の様に2つのオブジェクトが重なっていますが、オーバープリントでも、透明でもありません。グラデーションオブジェクトの端の色が、下の平網と同じ値になっているところがポイントです。
①はEQUIOSのデフォルト設定での出力です。多くのケースで問題ありませんが、色の変化の設定によっては、稀にトーンジャンプが目立つことがあります。
②は、今回の対応の結果、グラデーション部分にノイズが乗った場合の結果です。
M=50%, Y=100%で、同じ色のはずの2つの図形の境界部分に、ノイズの有無による段差が僅かに現れるケースがあります。
③は、今回のノイズ付加の処理を行わず、階調再現の高い12bitの網を使用した場合です。
APPEのグラデーションの内部演算は、非常に高い精度で演算されており、出力される網を階調再現性の高い12bitのものを使うことで、ノイズを加えなくても多くのケースのトーンジャンプが軽減される可能性があります。この設定でトーンジャンプが抑制できる場合、ノイズの有無による影響も避けることができます。

 

 

 

■留意事項
1) パフォーマンス
通常はこの処理がパフォーマンスに影響することはほとんどありません。しかし、マシンのスペックや同時演算の負荷が重いなどの要因により、若干パフォーマンスが低下する可能性があります。

2) 透明の影響について
透明の影響に関する留意事項はTrueflowでもEQUIOSでも同じ事が言えますが、透明の使用が当たり前になってきた最近のDTPデータで特に留意しておく必要があります。

  • グラデーションに透明の影響が及ぶ領域では、内部処理として画像として処理されるので、ノイズが付加されない
  • 最近のDTPデータでは、透明効果は当たり前の様に使用されており、ノイズの有無の差による段差が発生するリスクがある。

 

3) デフォルト設定はOff
Trueflowでは、この機能はデフォルト設定としてOnでしたが、EQUIOSではOffがデフォルトです。どうしてもトーンジャンプが防げない場合の一時的な回避策としてご利用ください。
問題がない場合は、Offの設定と併せて、12bit網の使用をお勧めします。