株式会社SCREENファインテックソリューションズ（以下、SCREEN FT）と株式会社FUK（以下、FUK）はこのほど、フィルム・ガラス貼り合せ装置や研磨洗浄装置の製造・販売事業に関し、将来的な資本提携も視野に入れた包括的業務提携契約を締結しました。

次世代IT産業のけん引を期待されるIoT（モノのインターネット）への注目が高まる中、表示ツールとして自動車やウエアラブル端末などへの搭載が有力視されるフレキシブルディスプレーは、その用途に応じて多種多様な形態へと広がりを見せています。そうした中、パネル製造プロセスの後半工程分野では、多様化への対応に加え、品質要求や安定生産への要望が増大するとともに、製造ラインの自動化へのニーズも高まっています。

このような動向を受け、SCREEN FTとFUKは、ディスプレー業界やコンバーティング業界で培った、SCREEN FT独自の塗布・表面処理技術や自動化技術と、後半工程装置（研磨洗浄、カバーガラス貼り合せ装置など）で高い評価を得ているFUKの知見や独自の洗浄・貼り合わせ技術を融合した新しいソリューションビジネスについて検討を進めてきました。そして、このほど両社のコアコンピタンス、販売力、製造技術、サービス力を互いに補完し、相乗効果を創出するための包括的業務提携の締結に合意。今後は、FUKのビジネス領域である後半工程を中心に、多様な顧客ニーズに的確に対応する新しい製造装置提案の実現に向けて体制を整えていきます。

両社は、今回の業務提携契約を機に、将来的な資本提携も視野に次世代ディスプレー事業を戦略的に拡大し、同分野のデファクトスタンダード企業としてのポジションを確立するとともに、顧客満足度の向上と業界の発展に貢献していきます。

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