SCREEN

製品情報

Randot X

次世代FMスクリーニング
CTP時代をリードする高品質なFMスクリーニング

製版・印刷のデジタル化は工程の合理化のみならず、印刷品質の向上を実現するさまざまな分野に技術革新をもたらしています。
「Randot X」は、従来のFMスクリーンのように高度な印刷環境を用いることなく、印刷品質を飛躍的に向上させることに成功しました。

特長

  • FMスクリーンならではの豊かな階調表現と高品位印刷を実現一般的に使用されているAMスクリーンは、網点が一定の間隔で規則的に並んでおり、網点の大小で色の濃淡を表現します。このため、安定した調子表現が得られ、印刷しやすい長所を持っています。
    しかしながら、細かい柄の印刷などでは、モアレが発生する可能性を否定できません。 FMスクリーンは一定の大きさの網点をランダムに分布させ、その密度によって濃淡を表現することでこの課題を解決。
    しかも、Randot Xを使用した印刷物は、ハイブリッドスクリーニングであるFairdotと同様にオプティカルドットゲインの効果により彩度が向上し、中間のガモット(色再現領域)が拡大。
    美しく鮮明な色再現を実現します。さらに、従来のFM網点の課題となっていた粒状性を大幅に改善することにより、一段と高品位な印刷が可能になりました。
  • 美しい連続調の品質Randot Xは色彩豊かな再現性に加えて、シャドウのつぶれが少なく、シャープな質感、鮮明なディテール表現を可能にします。
    また、干渉モアレやロゼッタモアレはもちろん、急激なトーンジャンプも解消。効率的な光の吸収により、AMスクリーンでは得られない鮮やかな中間色と広い色再現を可能にするなど、ワンランク上の美しい連続調の印刷品質を実現します。
  • 滑らかな中間調表現従来のFMスクリーンはランダムな網点配列により、モアレや線切れを抑えるという長所がある一方、中間調のざらつきや不規則なパターンの発生などの課題がありました。
    Randot Xは、中間領域に整然としたドットパターンを形成することにより、この問題を解消。階調の安定化によって、滑らかな色再現が可能となります。
  • 細線の線切れを解消ハイライト・シャドウ領域には、網点をランダムに配置。このためモアレや線切れなどの問題は解消され、布地やスピーカーのメッシュ、CRTのスクリーンショットなど、従来印刷法では線切れが起こりやすいモチーフを用いた商用印刷物も高品位な印刷が可能です。
    AMスクリーニングで印刷した住宅の平面図などに多用されるハーフトーンの細線が、線切れすることなくシャープに再現できるのもRandot Xの実力です。