SCREEN

製品情報

Fairdot 2

AM/FM ハイブリッドスクリーニング
デジタル時代の革命的な網点技術で 印刷品質の向上を実現。

製版・印刷のデジタル化は工程の合理化のみならず、印刷品質の向上を実現するさまざまな技術革新をもたらしています。その中でデジタル時代の新たな網点技術としてSCREENが開発したのが「Fairdot(フェアドット)2」です。

Fairdot2は、FMスクリーン・AMスクリーンの長所だけを取り出した、ハイブリッド方式による画期的なスクリーン技術です。従来の175線相当のAMスクリーンと同様の印刷環境で使用でき、通常使われている2,400dpiの解像度で高精細スクリーニングに匹敵する品質の網点をサーマルプレートレコーダーに出力。

印刷の生産性を落とすことなく、印刷品質が飛躍的に向上します。

特長

  • FM/AMスクリーンの特長を生かした高品位印刷現在最も普及しているAMスクリーンは、網点が一定の間隔で規則的に並んでおり、網点の大小で色の濃淡を表現します。このため、安定した調子再現が得られ、印刷しやすいという長所を持っています。
    一方、FMスクリーンは、一定の大きさの点をランダムに分布し、その密度によって濃淡を表現。網点の配置が不規則なのでモアレや線切れといった従来網点の問題は解消され、高品位な印刷が可能となります。
    しかしながら高度な印刷環境が要求され、また、中間からシャドウ領域の安定性の問題や、ハイライトから中間調でのざらつきなど、印刷表現上の課題があげられました。
    Fairdot2は、FMスクリーンとAMスクリーンの長所を併せ持つハイブリッド方式。2つのスクリーン方式を適宜使い分けることにより、絵柄のあらゆる部分において最適な表現が可能になります。
  • Fairdot_img01.png従来の印刷設備で300線以上の高精細印刷が可能従来の175線、2,400dpiの印刷環境で、350線以上(350線と650線をラインアップ)の高精細印刷が可能になりました。しかも、高精細印刷で必要とされる大容量データの運用や特別な印刷のノウハウは不要。今までと同じ設備を使って、高品位印刷が実現できます。
  • 線切れがなく、ディテール表現もクリアFairdot2は、地図や図面、イラストなどの細部の再現に優れています。大きな効果をもたらす地図を例にとると、ハーフトーンで作成された細線は、175線程度の印刷ではジャギーや線切れを避けるため、従来はその部分に特色を使うケースがほとんどでした。
    しかしFairdot2を使えば、網掛線の部分や掛け合わせのチント部も4色でシャープに再現することができます。また、髪の毛やレースなどの細線やディテール表現も、線切れが発生することなくクリアに再現できます。
  • CTPの能力をさらに引き出すFairdot2はSCREENのサーマルプレートレコーダー「PlateRiteシリーズ」でサポートされています。Fairdotは、PlateRiteで形成する非常にシャープな網点を、最も効果的なハイブリッド網点として再現します。Fairdotは、AD-810MX、Renatus、TrueflowなどのRIPに搭載できます。