戦略的事業領域として、パッケージ印刷市場への製品ラインアップを強化
2020.05.20
(2020年7月7日 加筆修正)
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GA)は、パッケージ(包装)印刷分野を戦略的事業領域として定め、同マーケットに向けた製品ラインアップおよびソリューション展開を順次強化していきます。
パッケージ印刷市場対象セグメント
☆この画像の印刷用データ(解像度300dpi)は、下記URLよりダウンロードできます。
(www.screen.co.jp/about/nr-photo_2020)
近年、SDGsへの関心の高まりや消費者のライフスタイルの変化、マーケティング手法の多様化に伴い、パッケージ印刷には、オンデマンド・在庫レス、多品種少量生産、マスカスタマイゼーションなど、これまでにない新たな価値創出が求められています。デジタル印刷技術は、これらのニーズに対応する新たな生産手法として注目されている一方で、生産性や安定性、加工性など、技術的な制約も多く残されていることから、パッケージ業界では、デジタル印刷の本格的な普及には至っていません。
こうした業界の動向を背景に当社は、商業印刷分野で累積販売台数530台以上の実績を誇るロール式高速インクジェット印刷機「Truepress Jet520シリーズ」などで培った高速インクジェット印刷技術、画像処理・検査技術を含めたインテグレーション技術を応用展開するとともに、20年以上にわたり世界トップシェアを誇るサーマルCTPで培った網点・カラーマネジメント技術、工程自動化などのノウハウを水平展開。パッケージ印刷の各分野において、品質・生産性・安定性・自動化・アプリケーション適性に優れたインクジェット印刷ソリューションにより、新たな付加価値を創造していきます。
シール・ラベル分野では、2014年にリリースし累積170台以上の出荷実績にて世界をリードする製品に成長した、ラベル用UVインクジェット印刷機「Truepress Jet L350UVシリーズ」の新製品として、業界最速レベルの印刷スピードに加えて、最大7色のインクを同時搭載することで高い色再現性を両立した「Truepress Jet L350UV SAIシリーズ」を今年(2020年)新たに市場に投入しました。
軟包装分野では、本格的な生産用途に対応する水性インクジェット印刷機「FL830(仮称)」を新たに発表。2021年春の販売開始予定に向け、開発を推進しています。また、世界トップシェアを誇るサーマルCTP「PlateRiteシリーズ」のフレキソ・樹脂凸版向け新モデルとして、「PlateRite FX1524N/FX1200N」および「PlateRite FX870N」を開発。2020年2月および4月にそれぞれ販売を開始しました。
段ボール分野では、シェルフ・レディ・パッケージや美粧段ボールのニーズ拡大に応えるため、2016年からドイツ・BHS Corrugated社と共同で、最大2.8m幅、毎分300mの高速印刷が可能な段ボール向け水性インクジェット印刷ソリューションの開発を進めています。また、紙器分野では、SCREEN GAグループである英国・Inca Digital Printers社と協力し、紙器印刷のデジタル化に対応できる水性シングルパスインクジェット印刷機を開発中です。
当社は、創業時から続くコア技術である画像処理技術と最新のインクジェット印刷技術を組み合わせた独自の製品開発と、プロフェッショナル用途の生産設備にふさわしい安定性・信頼性の高いモノづくりにこだわり、次世代社会に必要とされる新しい印刷の価値を提案・提供していきます。
* TRUEPRESSは日本およびその他の国における(株)SCREENホールディングスの商標または登録商標です。
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Tel: 0774-46-6402
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