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お知らせ

ホリゾンとSCREEN、印刷工場のスマートファクトリー化を目指し、AIエンジンの実証実験を開始

2021.10.14

株式会社ホリゾン(以下、ホリゾン)と株式会社SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GA)はこのほど、印刷工場のさらなるスマートファクトリー化を目指し、2020年10月から共同開発を進めているAI(人工知能)を活用したソリューションについて、実用化の確認や性能向上を目的とした実証実験をエンドユーザーの協力を得ながら開始します。

近年、印刷会社においては、生産現場のスタッフの高齢化や、人材不足が大きな課題となっています。そのため、スキルレスで高品質な印刷物を出力できる生産環境はもちろん、生産現場での多種多様なトラブルを誰でも簡単に解決できる、オペレーション支援の新たな手法などが求められています。

このような業界の動向を背景に両社は、ホリゾンの「iCE LiNK」とSCREEN GAの「TRUST Network Service」に集積される生産ラインの稼働データを分析し、AIアルゴリズムを確立。生産ラインにおける条件設定の最適化や、トラブル解決策の提案、操作補助といったオペレーター支援機能を備えたAIエンジンの実現を目的に、エンドユーザーの協力の下、実証実験を開始することとなりました。同実験では、AIエンジンの精度評価や分析対象データの検証を行い、それらを繰り返し改善することで、実用性の向上を図ります。実験終了後は実用機能を開発し、2023年までに製品またはサービスへの搭載を目指すとともに、次世代スマートファクトリーの実現に向け、工場全体の装置データのさらなる分析・利用に取り組んでいきます。

両社は今後も、デジタル印刷によるスマートファクトリーの実現に向け、さまざまなソリューションを提供していくとともに、印刷工程と後加工工程を統合的に捉えた視点から技術開発を進めることで、印刷業界の発展に貢献していきます。 gan211014-2.png

印刷生産支援のためのAIソリューション

株式会社ホリゾンについて
ホリゾングループにおいて、開発から製造までの機能を持ち、製本関連の4工程の機器(紙折り機・製本機・丁合機・断裁機)を世界に向けて生産するトップメーカー。製本機器だけでなく、機器をつなぐワークフロー製品にも力を注ぎ、プリセット情報を数値データで受け取り、遠隔地で稼働進捗を確認できるシステム「iCE LiNK」を手掛けている。多品種・小ロット生産が求められ、オートメーションによる省人化を目指す印刷業界に向けて、フレキシブルに最適なソリューションで応えている。
URL:www.horizon.co.jp/

株式会社SCREENグラフィックソリューションズについて
株式会社SCREENホールディングスの主要なグループ会社の一つで、印刷関連機器における世界のトップメーカー。長年培った画像処理技術とインクジェット技術により、トランザクション・商業印刷からラベル・軟包装印刷向けなど、幅広くラインアップされたデジタル印刷機やワークフロー製品「EQUIOS」の他、RIPやCTPをはじめとする製品群も手掛けている。
URL:www.screen.co.jp/ga/

● 本件についてのお問い合わせ先
株式会社ホリゾン
コーポレートデザイン部 マーケティングコミュニケーション課
Tel: 0740-25-4567(代表)

株式会社SCREENグラフィックソリューションズ
事業統轄部 営業推進部
Tel: 0774-46-6402

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