近年、ディスプレー業界では、4Kや8Kなどの超高画質映像に対応するため、液晶・有機ELディスプレー共に高精細化が進んでいます。また、テレビ用大型パネルの製造プロセスにおいては、生産性を考慮した高スループットの性能に加え、パーティクル制御や高い塗布均一性などによる歩留まりの向上が、従来以上に求められています。
このような動向を背景に当社は、TFTアレイ用として世界シェア68%※を誇る「SKシリーズ」の第10.5世代ガラス基板向けコーターデベロッパー「SK-3033G」を開発しました。この装置は、エア浮上搬送方式の塗布システム「レビコータ™」を搭載し、洗浄から現像までの一貫ラインによる効率的な処理を実現。特に、傾斜搬送方式の洗浄・現像装置、温度均一性の高い枚葉プレート式オーブンなどの高い性能が認められ、このたび重点顧客であるディスプレーパネルメーカーから同装置を受注し、納入しました。
当社は今後も、「SK-3033G」の稼働実績をさらに重ね、ディスプレーパネル製造におけるビジネスの拡大を図り、同分野の発展に貢献していきます。
※ 2018年実績、当社調べ
* レビコータ、Levicoaterは株式会社SCREENホールディングスの商標または登録商標です。