千都フォント
「ヒラギノ角ゴAD仮名」は「ヒラギノ角ゴシック体」と同様の,9つの豊富なウェイトバリエーションを持つ新しい仮名書体です。「ヒラギノ角ゴシック体」の漢字と組み合わせて使用できるようにデザインしています。広告の見出しから雑誌の本文・キャプション,テロップやコーポレートフォントなど,幅広くご使用いただける暖かく清潔感漂う仮名書体ファミリーです(2004年発売)。
「ヒラギノ角ゴAD仮名」の字面は,細いウェイトほど小さく,太いほど大きくなっています。このことによって本文に使った場合は読みやすく,見出しではパラパラすることなくしっかりと組めます。
 文字には大きく作る文字や小さく作る文字があります。「ヒラギノ角ゴAD仮名」は大きさがほぼ一定ですから,横組みはもちろん縦組みでも,ラインが揃う濃度差の少ない整然とした印象の組み表情が得られます。「ヒラギノ角ゴシック体」の標準仮名は「へ」が扁平で「り」が縦長など,抑揚のあるスタイルになっています。それに対して「ヒラギノ角ゴAD仮名」は,ラインが揃うモダンなスタイルになっています。
「ヒラギノ角ゴAD仮名」のストロークは,手の動きに即した自然な曲線を多用しています。きっちり,すっきり,四角くスタイリッシュな書体です。特に平仮名においては,ほとんどすべての線が緩やかな曲線で描かれています。その結果,文字の表情は機械的ではなく柔らかな印象を与えています。「ヒラギノ角ゴAD仮名」の字形は,無理なく描けるW1の細いウェイトを基準にしています。ウェイトが太くなって字形を維持できないものに限って,左図(PDFの2頁左上図)のような字形をとっている字種もあります。

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→字游工房の仕事 ヒラギノ角ゴシック体AD仮名 (字游工房サイト)



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