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ユーザー事例―株式会社テレビ朝日

「ヒラギノ角ゴシック体」
テレビ朝日のシンボルロゴ、地上デジタルテレビ放送のデータ放送画面に採用

「千都フォントライブラリー」の代表的なシリーズ『ヒラギノ角ゴシック体』は、「フォルムの美しさ」「読みやすさ」などが評価され、株式会社テレビ朝日(本社:東京都港区、社長:広瀬道貞氏、以下、テレビ朝日)が2003年7月に一新した社名とシンボルロゴ(動画によるロゴで話題を呼んでいる)の和文表記、地上デジタルテレビ放送のデータ放送画面、番組のテロップなどに採用されました。

株式会社テレビ朝日

洗練された欧文フォントとマッチ

テレビ朝日が掲げた新しいシンボルロゴのコンセプトは、従来のように「ロゴ=固まったグラフィックマーク」という固定概念にとらわれず、テレビ局ならではの新しいVI(Visual Identity:ビジュアル・アイデンティティ)を目指したもので、「永遠に動き続ける映像」として開発されました。外界の要素に反応して生成されるこのロゴ映像は、同社を構成する一つひとつの番組、事業、個人などを表現した「ブロック(直方体)」と「tv asahi(英文名)」からなり、tv asahiの周りをさまざまな個性が集まっている様子を表現しています。


このロゴの「tv asahi」という文字には、歴史的にもデザイン的にも洗練されたゴシック系の欧文フォントが採用されました。一方、和文ロゴには「欧文フォントとの親和性の高さ」「ロゴとして存在感を出せる」「Mac OS Xに標準搭載されており、普及率が高いため、印刷のコストパフォーマンスに優れている」などが評価され、『ヒラギノ角ゴシック体(W8)』が20数種類の和文フォントの中から精選されました。

「ヒラギノは、欧文フォントとのデザイン的なマッチングが非常によかった。たとえば、asahi の“a”の右下のはね具合が、テレビの“レ”の先端の形状と小気味良くマッチするなど。あくまでも私個人のニュアンスですが、(ヒラギノは)シンプルにして、それでいてロゴの中で“立つ”という感があり、出過ぎない程度に存在感があるのも採用の決め手になりました」とテレビ朝日VIマネジメントチームの横井勝さん。



テレビ朝日 VIマネジメントチーム 横井勝さん

「読みやすさ」「文字数の多さ」も好評

『ヒラギノ角ゴシック体』はこのほか、テレビ朝日のテロップ作成システムにも搭載され、2003年12月1日から関東エリアを対象に開始した「地上デジタルテレビ放送のデータ放送」の文字情報や、同社の人気報道番組「スーパーJチャンネル」をはじめさまざまな番組のテロップ用フォントとしても使用されています。「人名や地名が多く登場する報道番組では従来、テロップの編集スタッフが外字を作成するなど、手間のかかる作業がありました。その点ヒラギノは、文字数が多いので有用だろう」(テレビ朝日 事業局 デジタルコンテンツセンターの石川理さん)。『ヒラギノ』のOpenTypeが誇る20,317グリフという文字数の多さが、その要求にかなったというわけです。

テレビ朝日 事業局 デジタルコンテンツセンター 石川理さん
(右写真:左から 石川さん、横井さん、増村さん)

今後テレビ放送は、2011年までにアナログからデジタルへ順次移行し、すべての放送番組が美しい高品質のデジタル映像になり、インターネットのように双方向、マルチチャンネルが楽しめる巨大メディアに生まれ変わるのです。それだけに、より品質の高いコンテンツが登場すると見込まれています。当社はこうした背景を追い風に、高品質の映像に最適なフォントを提供していくことで、テレビ業界への拡販も進めていく予定です。

2004年3月17日掲載)

*千都およびヒラギノは株式会社SCREENホールディングスの登録商標です。Mac OS X は米国Apple Computer, Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。OpenType は米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。ほか、文中に記載されている会社名は各社の登録商標または商標です。