タイポグラフィの世界  
     
 

●図2
『一組の漢字活字の校正刷り』(図1)に書き込まれたホフマンの自筆による校正。
 図1と同じ頁を掲出したが、第1頁への指示はない。校正指示は第17頁部首187「馬」偏の「驚」で活字表面のダメージの指摘か。部首193「鬲」の文字も同様であろう。それと画数順の違いで入れ替えの指示。この『校正刷り』では214部首と正しくなっている。早い時期に間違いに気づき直した後、ホフマンに届けられたことが想像できる。