千都フォント
游築五号仮名
「游築五号仮名」は築地系の本文活字に着想を得て,「ヒラギノ明朝体」に合わせるためにやや現代風にデザインしたオリジナルの仮名書体です。「ヒラギノ明朝体」の漢字と組み合わせて使用できるようにデザインしています(W3・5・7は1998年,W2・4・6・8は2002年発売)。
 元になった書体は明治後期に作られた東京築地活版製造所の五号明朝体活字の系列に属するもので,数々の明朝体がこの五号明朝体をベースに制作されており,時代を超えた人気のある仮名書体の一つだと言えるでしょう。
 書体のデザインにあたっては,元の書体の字面の大小や太さの再調整をおこない,「ヒラギノ明朝体」にマッチするように現代風で明るい仮名を指向しました。太さはW2〜8の7種類があり,本文や見出しとして幅広くご使用いただけます。
 約物類には「大カギ」など「ヒラギノ明朝体」と違うスタイルのものを収容しており,「ヒラギノ明朝体」の約物と使いわけていただくと,版面により幅広い変化をつけることが可能になります。

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