基本的な考え方

SCREENグループは、従業員一人ひとりの挑戦と成長が、企業価値の向上につながると考えています。従業員が自ら学び、新たな課題に挑戦できる機会を提供するとともに、多様な人財が互いを尊重しながら能力を発揮できる環境を整備し、組織全体で挑戦を後押しする企業風土の醸成に取り組みます。

主な取り組み

リテンション

エンゲージメントサーベイを通じた組織力の強化

社員の声を可視化し、経営課題と組織課題を明確にするため、「従業員エンゲージメントサーベイHearts」を実施しています。同サーベイを通じて、経営課題および組織課題の可視化を図り、改善に向けたグループ共通の具体的なアクションを推進しています。2026年3月期は、重点課題として設定した「コミュニケーション・連携の促進」や「自律的なキャリア・成長のための支援」などへの取り組みの他、7社が主体的に改善施策を実行しました。その結果、7社における好意的回答率は69%となり、前年度比で3%改善しました。
また、上記に加え、結果から明らかになった課題である「業務推進体制」にも取り組みました。具体的には、部・課レベルで改善が必要な組織に対して課題の原因を特定し、改善策を実行する取り組みを進める他、一部の開発部門においては業務効率の向上を目的としたプロジェクトを実施し、開発日数を大幅に短縮しています。さらに、2026年3月期はエンゲージメントサーベイの対象範囲を海外グループ会社へと拡大しました。その結果、当社グループ全体での好意的回答率は74%となり、「好意的回答率70%以上」を達成しました。今後も、グローバルでの働きがいの向上を目指していきます。 

 Hearts好意的回答率 
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エンゲージメントサーベイを通じた組織力の強化と、それを支えるWell-being

当社グループでは「従業員エンゲージメントサーベイHearts」による、経営観点や各組織における課題の特定と改善活動、ベストプラクティスの共有を通じて、グローバル全体のエンゲージメント向上に取り組んでいます。
生産性の高い組織体制を構築し、企業価値のさらなる向上を図っていますが、急速に変化する事業環境の中で、ソリューションクリエーターとして継続的に価値を創出することは容易ではありません。だからこそ、「働きやすさ」に加え、「働きがい」の向上を推進しています。ソリューションクリエーターとして最大限の力を発揮できるよう、心身の健康を基盤としたWell-beingの向上を通じて、個人と組織のパフォーマンス向上を図り、生産性や収益性への好影響を生み出せるよう進めます。また、サステナブル経営の実現に向けて、子育てと仕事の両立の支援、柔軟な働き方の推進などを重視し、「働きがい」を実感できる企業風土の醸成を進めていきます。

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介護と仕事の両立
― 制約と共に生きる在り方を見いだすために ー

妊娠・出産、育児、介護、疾病治療など、人生のさまざまな局面においても安心して働き続けられるよう、柔軟な働き方を支える制度を整備しています。働きやすさは「従業員エンゲージメントサーベイHearts」でも、高く評価されています。出産・育児のようなライフイベントへの職場の理解は徐々に高まっていますが、看護や介護などさまざまな事情を抱えた社員に焦点を絞り、共に働き続けることを考えるために、介護と仕事の両立について話し合うイベントを開催。両立の方策について学ぶだけでなく、制約と共に生きる在り方に興味を持つ社員も参加し、当事者として経験した社員からの事例やメッセージ、具体的な対応事例などを通じて話し合い、理解を深めました。今後も、社員一人ひとりがライフステージに応じて力を発揮できる環境づくりを通じて、持続可能な組織の実現を目指していきます。

経験を未来へつなぐ
― 定年延長による、さらなる活躍機会の創出 ―

持続的な企業成長と個人の成長を両立するために、社員一人ひとりの知識や経験といった「技」を大切にしてきました。少子高齢化が進む中、さらなる事業拡大と企業価値の向上には、長年培われた知見やスキルを生かし続けられる環境の整備が不可欠です。こうした認識のもと、2025年4月に7社において定年年齢を60歳から65歳へと引き上げました。単なる雇用延長ではなく、社員の多様なキャリア観に対応するために6つの役割等級を新設し、処遇や働き方の選択肢を広げています。
それに先立ち、2022年3月期には再雇用制度の見直しを実施しましたが、再雇用後の賃金水準や雇用形態に対する課題が明らかとなり、社員の意欲やマネジメント上の難しさにつながるケースも見られました。社内アンケートでは、「認められ、貢献できていると感じること」がいきいきと働く実感につながるという声が多く、これらは制度に生かされています。年齢にかかわらず社員が自律的にキャリアを築き、次世代へ知見を継承しながら、それぞれの役割で価値を発揮できる環境づくりを積極的に進めています。

従業員持株会 ~経営参画意識の向上に寄与~

当社は、国内グループ会社の全従業員を対象に、自社株式の購入を奨励する「従業員持株会」を設けています。従業員の経営参画意識の醸成と長期的な資産形成の支援を目的として、拠出金に対して15%の奨励金を付与するなど、加入促進に取り組んでいます。取り組みの結果、2026年3月末時点における加入率は83.4%に達しています。

労使関係

当社は「国連グローバル・コンパクト」に署名し、労働者による結社の自由と団体交渉権を承認しています。労働組合への主要7社の加入率は、2026年3月末現在52.1%となっています。労働組合とは、月1回の定例労使折衝以外にも各種テーマについて必要に応じて労使協議会を開催するなど、建設的な対話を重視する労使関係を構築しています。

主な制度

休暇・休業制度の充実

多種多様な休暇制度の一例として、自己啓発促進や心身のリフレッシュなどを目的とし、勤続5年目以降10年ごとに連続5日間の休暇を取得できる「リフレッシュ有休」や、家族の看護・介護などのライフイベントや本人の疾病治療などに対して年間5日まで取得可能な「ファミリーサポート有休」など、一人ひとりのニーズに合わせた休暇制度を広く設けています。その結果、2026年3月期の有給休暇取得率は 83.4%となりました。今後もワークライフバランスのさらなる推進を目指し、各種休暇制度の利用促進に取り組みます。また、男性が、仕事と育児の両立がしやすい環境づくりの一環として、配偶者育児休職(有給・3日)を制定し、原則として取得を義務化しています。2026年3月期の取得率は、従来の育児休業取得と合わせて約9割となっています。

在宅勤務制度の拡充

社員一人ひとりの状況に応じて在宅勤務時間を柔軟に設定できる両立支援のための在宅勤務制度を整備し、妊娠(配偶者の妊娠含む)・出産・育児・介護・疾病治療などより時間に制約のある中でも働きやすい環境を実現しています。また、両制度とも自宅に限らず、親族の住居でも勤務を可能とし、休暇制度だけではない持続可能な働き方に向けた環境整備を推進しています。

(2026年4月1日現在)

休暇・勤務制度
PitStop5有休 前年度有休取得率が60%未満の場合に、当年度に必ず設定する連続5日の有給休暇
リフレッシュ有休 勤続5年目以降10年ごとに取得できる、連続5日の有給休暇
ファミリーサポート有休 家族の看護・介護、本人の疾病治療を目的とした、年間5日以内の有給休暇
ボランティア休暇 社会貢献のためのボランティア活動を目的とした、年間3日以内の特別休暇
子育てサポート休暇 中学3年生までの子どもの検診や学校行事参加などを目的として取得できる、年間2日以内の特別休暇
配偶者出産休暇 配偶者の出産に伴い取得可能な3日以内の特別休暇(有給)
配偶者育児休職 配偶者出産後の育児参加を目的とした休職(有給休職 原則取得)
配偶者同行休職 外国で勤務する配偶者に同行することを目的とした休職(無給休職・一定期間)
勤務間インターバル 勤務終了から翌日の勤務開始までに一定の連続した休息時間を確保する制度(9時間以上を確保)
育児関連制度
育児休職等補助金給付 育児休職・育児短時間勤務などにより減額となる賃金の一部を補助
育児早期復職補助金給付 育児休職からの早期復職者に保育所費用などを補助
育児休職中能力アップ
支援プログラム
育児休職中の自己啓発を支援するウェブサービス
介護関連制度
介護休業等補助金給付 介護休業・介護短時間勤務などにより減額となる賃金の一部を補助
介護用具費補助金制度 介護のための器具購入・レンタル費用の一部を補助
ホームヘルパー補助金給付 看病あるいは家庭の身の回りの世話、家事などのために第三者に応援を依頼した際に、その費用の一部を補助
介護に関する相談窓口の設置 社内制度および公的支援、民間サービスなどに関する専任の担当者による相談受け付け
介護セミナーの開催 介護離職を無くすことを目的とした、介護の基礎知識に関するセミナーの実施
 
柔軟な働き方制度
在宅勤務 働き方の柔軟性と業務効率・効果の向上のため、全社員を対象とした業務の一部を自宅で行う勤務形態
両立支援のための
部分在宅勤務
妊娠・育児・介護・妊娠・本人の疾病治療中の社員を対象とした業務の一部を自宅で行う勤務形態
短時間勤務 育児(小学校6年生までの子を養育)・介護・本人の疾病治療中の社員を対象とした勤務時間を短縮できる制度
準総合コース 育児・介護などで転勤が難しい社員を対象とした勤務地を限定するコース