専門性と多様性を強化する人財獲得
基本的な考え方
SCREENグループは、多様な価値観や経験、専門性を持つ人財の活躍が、イノベーションの創出と持続的な成長につながると考えています。性別、年齢、国籍、障がいの有無などにかかわらず、多様な人財を公平に受け入れるとともに、高度な専門性を有する人財の獲得を進めることで、変化する社会や市場のニーズに柔軟に対応できる組織づくりを推進します。
主な取り組み
獲得
成長戦略を支える人財の獲得と専門性・多様性の強化
成長戦略の礎となる人財の獲得は、極めて重要な経営課題です。特に技術系人財を中心とした採用競争が激化する中、ソリューションクリエーターの素養を持った人財の獲得と人財PFの充足に取り組んでいます。これまで、高度専門人財を獲得するために、技術系学生向けのインターンシップや工場見学を通じて、当社の事業や職種への理解を深める機会を提供してきました。
2025年12月には、米国・ニューヨーク州で最先端の半導体研究施設を運営するNY Createsと提携し、研究開発拠点 「ATCA※1」を設立しました。同拠点では、日本の研究開発拠点との連携を図りつつ、現地での積極的な人財採用によって開発体制の強化を推進します。また、イノベーションの創出に向けた多様性確保の一つとして、女性の活躍を推進しています。2031年3月期において、管理職に占める女性比率を6%以上、全社員に占める女性比率を15%以上とすることを目標に掲げ、その実現に向けた取り組みの一環として、新卒採用における女性比率20%以上という目標を設定しています。2026年3月期は、学生が将来のキャリア像を具体的に思い描けるよう、理系女性座談会の動画の配信やイベント登壇など、多面的なアプローチを展開しました。その結果、2026年4月入社の新卒採用者のうち女性は23.3%となり、目標の20%を超えました。
※1 ニューヨーク州・アルバニーで最先端の半導体研究施設を運営するNY Creates(NYCR)の「Albany NanoTech Complex」内に設立した当社初の海外研究開発拠点
ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)
当社グループでは、CSR憲章において「多様な人財の育成と積極活用」を掲げています。急速なグローバル化と確実性が高まる時代の中では、環境の変化に柔軟に対応できるような組織の構築が必要であり、異なるバックグラウンドを持つ人財が集まることで、新たなアイデアや視点につながると捉えています。このように、「ダイバーシティはイノベーションの源泉」という考えのもと、女性・外国人・キャリア採用者など多様な属性の人財の積極的な採用、および多様性に即した環境整備を進めています。
多様な人財が活躍できる環境整備
女性・外国人など
イノベーション創出のための多様性確保の一つとして、女性の活躍を推進しています。2031年3月期に管理職に占める女性比率を6%以上、全社員に占める女性比率を15%以上とすることを目標に掲げており、その実現に向けた取り組みの一環として、新卒採用における女性比率を20%以上とする目標を設定しています。2026年3月期は、学生が将来のキャリア像を具体的に思い描けるよう、女性社員による座談会の開催や、ロールモデル社員のキャリア紹介動画、パンフレット作成など、多面的なアプローチを展開しました。その結果、2026年4月入社の新卒採用者のうち女性は23.3%と目標の20%を超えました。また、当社国内グループ会社には現在62名の外国人が在籍しており、海外グループ会社においては、常勤役員ポストのうち約4割を現地採用の外国人が担っています。キャリア採用も積極的に行っており(2026年3月期:正社員採用者におけるキャリア採用比率32.1%)、2031年3月期には、女性・外国人・キャリア採用者といった多様な属性の社員の割合を50%以上にしたいと考えています。
障がい者雇用の促進と本業を通じた価値創出
SCREENグループでは、特例子会社である株式会社SCREENビジネスエキスパート(BEX)を中心に、障がい者の雇用拡大と活躍機会の創出に取り組んでいます。2009年3月期から継続して障がい者雇用を推進しており、2026年6月時点の障がい者雇用率は3.06%となっています。BEXのパルテ事業部では、一人ひとりの特性や強みを生かした「適所適材」の考え方のもと、多様な人財が活躍できる職場づくりを進めています。
2025年2月には彦根事業所のクリーンルーム内での業務を開始し、同年4月には野洲事業所内に新たな障がい者雇用部門を設置するなど、就業機会の拡大を図っています。また、従来の清掃や事務系業務にとどまらず、SCREENグループの主力事業である製造業に関連した業務領域への参画も進めています。「本業に資する業務」という観点から、工具の調整作業をはじめとした製造関連業務にも取り組んでいます。これらの業務を通じて、障がいのある社員(パルテ社員)は製造現場や製品への理解を深め、自らの仕事が事業へどのように貢献しているかを実感できる機会を広げています。こうした取り組みは、主体性やチームとしての一体感、働く意欲の醸成にもつながっています。
さらに、外部専門家を招いた障がい者雇用セミナーの開催などを通じて、グループ全体で障がい者雇用への理解促進にも取り組んでいます。
今後も、多様な特性を持つ人財の雇用拡大と活躍支援を進めるとともに、製造領域を含むさまざまな業務への参画機会を広げ、事業への貢献を通じてSCREENグループの企業価値(SCREEN Value)のさらなる向上を目指します。
女性の管理職登用にむけて
― ヤンマーホールディングスとのクロスメンタリング ―
人財戦略において、多様な人財が活躍できる環境整備を進めています。女性の活躍推進については、2031年3月期に管理職に占める女性の割合を6%以上にすることを目標に取り組んでおり、現在は5.1%となっています。積極的な支援施策の一つとして、クロスメンタリングをヤンマーホールディングスとともに実施しています。女性社員が様々なライフステージの変化等に左右されることなく安心して働き、個人的な課題の解決サポートを通じて、将来のキャリアビジョンをより鮮明に描き、自分らしい行動をさらに進めることを目的としています。クロスメンタリングでは、異なる所属企業でペアを組み、オンラインで複数回の面談を行い、育児や仕事との両立、自分らしいリーダーシップや部下育成などのテーマで話し合います。今後も、企業を超えた交流の機会を設け、管理職の育成につなげていきます。