Doc. No.: HD170907

株式会社SCREENホールディングスは、海外市場に対応する車載用鍛造部品向け外観検査装置「IM-3200」の販売を2017年9月に開始します。世界各国の自動車業界の車載用鍛造部品製造工程では、安全性の維持とファクトリーオートメーション化が求められており、ますます高まる自動検査装置への期待に応える海外販売戦略を加速させます。

IM-3200

近年、世界の自動車生産台数は、2016年には前年比4.5%増の9,497万台となるなど堅調に推移しており、先進国を中心に部品レベルでの欠陥品流出防止の仕組み作りが求められています。しかし、エンジンやブレーキなど安全に関わる重要な部位に使用される、強度・耐久性の高い鍛造部品の生産においては、鍛造部品特有の複雑な表面状態や形状を確認するため、主に目視による全数検査が行われています。そのため、今後の部品生産の拡大が見込まれる中、より安定した検査を実現できる、検査工程の自動化へのニーズが世界的に高まっています。 

このような市場の動向を受け当社は、2015年9月に業界初となる車載用鍛造部品向け外観検査装置「IM-3100」を発売。国内の自動車関連業界において、品質管理体制と歩留まりの向上を両立できるオートメーション化に貢献してきました。今回発売する「IM-3200」は、当社独自の画像処理技術を応用した「IM-3100」の検査手法を継承するとともに、安全規格である欧州のCEマーキングや米国のUL規格にも適合可能な装置となっています。

当社は、今回の「IM-3200」の発売により、需要の拡大が見込まれる海外ビジネスの強化を目指すと同時に、今後もさまざまなニーズに応え、自動外観検査分野の発展に貢献していきます。
 
※一般社団法人日本自動車工業会「クルマと世界 世界生産・販売・保有・輸出」より
 
*この装置は、9月18日(月)から23日(土)までドイツで開催される「EMO Hannover 2017」でご紹介します。
 

本件についてのお問い合わせ先

株式会社SCREENホールディングス 検査・計測事業室
Tel: 075-931-7824  info-bdsd@emis.screen.co.jp

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