SCREEN

お知らせ

デジタルラベル印刷機の食品用ラベル対応モデルを開発

2017.06.28

株式会社SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GA)はこのほど、食品パッケージ用ラベルに対応したUVインクジェット印刷機「Truepress Jet L350UV+LM」を開発しました。今後、2017年9月末の販売開始に向けて製品化を進め、対象マーケットを食品パッケージ市場にも広げ、当社のデジタルラベル印刷機の事業拡大を目指します。

 

GANL170628.png




Truepress Jet L350UV+LM 
☆この画像の印刷用データ(解像度300dpi)は、 
下記URLよりダウンロードできます。 
(www.screen.co.jp/press/download/GA170628.zip) 

近年、消費者嗜好の多様化に伴い、食品パッケージ用ラベル印刷市場においては、多品種・小~中ロットの需要が年々増加しています。また、他社製品との差別化を図るため、さまざまな基材を用いてラベルをデザインする動きも広がっています。こうした中、印刷会社においては多様な基材に対応でき、食品への安全性を確保できるデジタルラベル印刷機を求める声が高まっています。

当社は2013年、ラベル用デジタル印刷機として業界最高クラスの毎分50mの印刷スピードを達成したUVインクジェット印刷機「Truepress Jet L350UV」を開発。その高い印刷品質や多様な基材への対応力、高生産性が認められ、これまで世界各地において導入が進んでいます。

そしてこのたび、食品向けパッケージに必要とされるさまざまな機能を搭載した、食品パッケージ用ラベル対応のハイエンドモデル「Truepress Jet L350UV+LM」を開発。一層の生産性・品質の向上、アプリケーションの拡大を実現しました。安全性を高めたローマイグレーション(低浸透)インクを新開発した他、UVインク硬化を促進する窒素パージ機構の搭載により、食品向けパッケージに使用するラベル印刷が可能です。最高で毎分60mの印刷スピードを実現し、従来のC、M、Y、K、Whiteに加えてオレンジインクにも対応することで、より広い色域を再現。また、UVランプによる熱の影響を受けやすい薄膜基材を安定して搬送・印刷するため、搬送ローラー部分に冷却用のチルローラーも搭載可能。ペットボトルなどで使用される薄膜基材を用いたラベル印刷に対応できます。これらの機能により、従来のラベルから食品パッケージ用ラベルまで、一台で幅広い印刷用途に応えます。

さらに、一般用途向けのラベル印刷には、ハイエンドモデルとなる「Truepress Jet L350UV+」を同時開発。生産性、基材対応力、色域拡大、操作性など、あらゆる分野で従来モデルからの大幅な機能向上を図り、スピードと品質を兼ね備えた最適なラベル印刷機となっています。

当社は、今後もラベル印刷業界の多様なニーズに応えていくとともに、さまざまな商品の価値を高めるソリューションを提供し、同業界の発展に貢献していきます。

 

※ 標準インクとの併用、「Truepress Jet L350UV+」へのローマイグレーションインクの入れ替えはできません。
また、インクの浸透量は使用基材、被添付材、印字率、内容物などによって変化します。


* 本製品は、「PRINT 17」展(9月10~14日、米国・シカゴ)、および「LABELEXPO EUROPE 2017」展(9月25~28日、ベルギー)に出展予定です。
* 欧米を中心に販売を開始し、日本市場での販売は秋ごろを予定しています。
* 実際の製品は本画像と異なる場合がございます。

 

● 本件についてのお問い合わせ先
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ
営業統轄部 グローバル営業部 営業推進課
Tel: 075-417-2534
URL:www.screen.co.jp/ga/

この記事のPDF(283.46 KB)

掲載されている情報は発表時のものです。最新情報と異なる場合がありますのでご了承ください。