★図7
キリシタン版『こんてむつすむん地』……慶長15(1610)年刊。和文標題紙と一オおよび活字が顛倒している箇処。「こヽろぬるく」の「ヽ」が逆立ちしている。キリシタン版唯一の木活字版。

★佐藤敬之輔は『こんてむつすむん地』の木活字が天地10:15:20:30:40:50の6種類の長さの木活字から構成されていると分析している。フールニエ・ポイントや鯨尺との比較表は参考にならないが,この倍数関係は確かであろう。図は『日本のタイポグラフィ』((紀伊国屋書店,昭和47〔1972〕年)より。「24」とはフールニエ・ポイントの24ポイントの意味。
 
 
     
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