Fairdot/Fairdot 2

特長

FM/AMスクリーンの特長を生かした高品位印刷

現在最も普及しているAMスクリーンは、網点が一定の間隔で規則的に並んでおり、網点の大小で色の濃淡を表現します。このため、安定した調子再現が得られ、印刷しやすいという長所を持っています。
一方、FMスクリーンは、一定の大きさの点をランダムに分布し、その密度によって濃淡を表現。網点の配置が不規則なのでモアレや線切れといった従来網点の問題は解消され、高品位な印刷が可能となります。
しかしながら高度な印刷環境が要求され、また、中間からシャドウ領域の安定性の問題や、ハイライトから中間調でのざらつきなど、印刷表現上の課題があげられました。
Fairdotは、FMスクリーンとAMスクリーンの長所を併せ持つハイブリッド方式。2つのスクリーン方式を適宜使い分けることにより、絵柄のあらゆる部分において最適な表現が可能になります。


Fairdotが提供する数々のメリット

従来の印刷設備で300線相当の高精細印刷が可能

従来の175線、2,400dpiの印刷環境で、300線に相当する高精細印刷が可能になりました。しかも、高精細印刷で必要とされる大容量データの運用や特別な印刷のノウハウは不要。今までと同じ設備を使って、高品位印刷が実現できます。


モアレの発生を防止

Fairdotでは、網点をFMスクリーンのようにランダムに配置しているため、スクリーン角度の調整は不要です。したがって、版ズレや絵柄の干渉パターンが生じやすい画像(布地、スピーカーのメッシュ、CRTのスクリーンショットなど)であっても、モアレが発生する心配がありません。
また、濃いグレーやブラックが基調のエリアで起こるロゼッタモアレの問題も解消しています。


中間調の鮮やかな発色を実現

Fairdotは、肌の色を鮮やかな発色で健康的に見せることができます。
また、新鮮な花やフルーツ、カラフルなコーヒーカップや豪華な食事なども彩度アップ。美しく鮮明に再現します。


線切れがなく、ディテール表現もクリア

Fairdotは、地図や図面、イラストなどの細部の再現に優れています。大きな効果をもたらす地図を例にとると、ハーフトーンで作成された細線は、175線程度の印刷ではジャギーや線切れを避けるため、従来はその部分に特色を使うケースがほとんどでした。
しかしFairdotを使えば、網掛線の部分や掛け合わせのチント部も4色でシャープに再現することができます。また、髪の毛やレースなどの細線やディテール表現も、線切れが発生することなくクリアに再現できます。


CTPの能力をさらに引き出す

FairdotはSCREENのサーマルプレートレコーダー「PlateRiteシリーズ」でサポートされています。Fairdotは、PlateRiteで形成する非常にシャープな網点を、最も効果的なハイブリッド網点として再現します。Fairdotは、AD-810MX、Renatus、TrueflowなどのRIPに搭載できます。


FM/AMスクリーンのハイブリッド網点

FairdotはFMスクリーンとAMスクリーン両方のドット構造と配置の長所を利用し、画像の濃淡に応じて網点を使い分け、絵柄のあらゆる部分において最適な表現を行います。
濃度1~10%のハイライト領域と90~99%のシャドウ領域では、FMスクリーンのように一定の大きさの網点を用い、密度を変化させることで階調表現をしています。そして、10~90%の中間領域では、AMスクリーンのように網点の大きさを変えています。
ドットはFMスクリーン同様ランダムに配置されていますので、スクリーン角度で干渉が起こることはありません。


ハイライト・シャドウ領域

Fairdotでは、ハイライトとシャドウ領域にFMスクリーンの網点を使用します。ドットはランダムに配置されており、ドットのサイズを変えることによって階調表現を行います。ドットの分布はドット同士が重なり合ったり、ドット間に大きな疎密ができないように配置を最適化。この方法で、FMスクリーンの短所とされた粒状性(ざらつき)はコントロールされています。
最小ドットのサイズについては、多大な注意がはらわれています。解像度が2,400dpiの通常の出力機で再現できる最小ドットは約10.5μm(1インチの1/2,400)です。この大きさのドットはプレートには露光できますが、印刷機での処理が不安定であるため、ハイライト領域に問題が生じやすいというリスクがありました。
Fairdotは最小ドットを2×2の4個組み合わせ、印刷に適するような大きめの21μm(175線の2%相当サイズ)に形成することでリスクを解消。ハイライト領域の印刷を最適化し、印刷の安定性を確保します。


中間領域

中間領域では、FairdotはドットをFMスクリーンのようにランダムに配置していますが、階調表現方法はAMスクリーンに似ています。 ドット個数は変えずに一定を保ちながら、ドットサイズを成長させることで階調を表現。ドット形状に丸みをもたせ、印刷の安定性を実現しました。
また、ハイライト領域付近ではドット同士の重なりを極力防止。ドットの大小に起因する画像の粒状性を大幅に軽減しています。

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