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豆知識 Part9

Comicool使用上のコツについて、随時、ご紹介していきます。
週に一度のペースで更新してゆきますので、気軽にお読みください!
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2009年8月25日発行
~「線画濃度自動調整」機能のコツをご紹介(その2)~ 編

今回は、Comicoolの「線画濃度自動調整」機能における上級者向けの使い方をご紹介いたします。

1. 「線画濃度自動調整」機能のパラメータを調整しよう


「線画濃度自動調整」機能は、ベタ領域を画素濃度0に、紙領域を画素濃度255に自動補正することで、彩色に最適な画像(濃淡のはっきりした画像)への補正を実現しています。
しかし、特殊な作風を持つ漫画に対しては、これだけでは不十分な場合があります。
例えば、細かい線を多用した“柔らかい”作風の漫画に対して、単純に濃淡のはっきりした画像への補正を行うと、せっかくの作風が失われてしまう場合があります。

この問題は、「線画濃度自動調整」機能のいくつかのパラメータを調整することで解決します。
なお、「線画濃度自動調整」機能のパラメータ設定は、作風に対する微調整的役割を果たすため、一冊の漫画に対して一度だけ調整すれば、全ページに対して同じパラメータで処理することができます。

以下、「線画濃度自動調整」機能における各パラメータの役割をご紹介します。
「デフォルト設定ではうまくいかなかった」という方は、ぜひ、これを参考にパラメータを調整してみてください。

図:線画濃度自動調整
part9-1.jpg


2. “解像度”パラメータ


調整幅:{350/600/800/1000/1200} (dpi)
処理したい画像に一番近い解像度を選択して下さい。


3. “黒ベタ補正量”パラメータ


調整幅:{-50 ~ 50}
【大きく設定する】
  濃いグレーの部分をベタ領域として認識しやすくなります。
  ベタ領域をしっかり塗りつぶしたい場合に有効です。

【小さく設定する】
  濃いグレーの部分をベタ領域として認識しにくくなります。
  ベタ領域周辺の潰れを抑えたい場合に有効です。

図:黒ベタ補正量「50」で処理 図:黒ベタ補正量「-30」で処理
Part9-2%2850%29.jpg Part9-3%28-30%29.jpg


4. “紙白補正量”パラメータ


調整幅:{-50 ~ 50}
【大きく設定する】
  薄いグレーの部分を紙領域として認識しやすくなります。
  薄いゴミ・裏写りを減らして、紙領域をくっきりとした白に補正したい場合に有効です。

【小さく設定する】
  薄いグレーの部分を紙領域として認識しにくくなります。
  薄い輪郭線などを残したい場合に有効です。

図:紙白補正量:50 で処理 図:紙白補正量:-20 で処理
Part9-4.jpg Part9-5.jpg


5. “ダスト許容量”パラメータ


調整幅:{0 ~ 30} (%)
画像全体に影響する“補正の強さ”を調整できます。

【大きく設定する】
  全体的に補正が弱くなります。
  多少ゴミが残っても、作風を保全したい場合などに有効です。

【小さく設定する】
  全体的に補正が強くなります。
  ゴミを少なくして、濃淡のはっきりした画像にしたい場合に有効です。

図:ダスト許容量:30%で処理 図:ダスト許容量:0.01%で処理
Part9-6.jpg Part9-7.jpg


6. “ガンマ”パラメータ


調整幅:{0.1 ~ 9.99}
処理の最後にガンマ補正をかけて、画像の明るさを調整します。
ガンマ補正が必要ない場合は“1”を設定して下さい。

【大きく設定する】
  全体的に明るい画像になります。

【小さく設定する】
  全体的に暗い画像になります。

* 一般に、0.6~0.9程度の値を設定することで、しまりのある画像に補正することができます。


7.“余白範囲”パラメータ


調整幅:{0 ~ 30} (%)
処理対象画像の外周に紙以外の領域が写っている場合に(裏写り防止用の台紙が写っている場合など)、その領域を自動補正値の計算対象から除外します。
正確に設定する必要はありませんが、少し大きめな値を設定して下さい。
例えば下図の場合だと、“5%”より少し大きな値を設定して下さい。

Part9-8.jpg
 余白幅(赤矢印)が画像幅の5% 程度

 余白高(黄矢印)が画像高の3% 程度

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次回は、
~トーン領域作成機能のコツ(その2)~編
トーン領域作成機能のさらに上手な使い方をご紹介します。
乞うご期待。

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