持株会社体制への移行に伴う、株式会社SCREEN グラフィックアンドプレシジョンソリューションズの事業展開について

大日本スクリーン製造株式会社のメディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニーは、大日本スクリーン製造株式会社の持株会社化に伴い、2014年10月から新たに「株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ」として始動します。

製新会社の概要

「株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ」は京都市上京区に本社を置き、代表取締役社長には青木克彦が就任します。
取締役7人のうち3人は、現カンパニーの副社長である山本均(プリント基板事業担当)、鶴谷佳憲(グラフィック事業担当)、六反正道(事業管理および製造担当)が就任します。他の取締役(非常勤)として、株式会社SCREENホールディングス社長・垣内永次、同常務取締役兼最高財務責任者(CFO)・近藤洋一、株式会社メディアテクノロジー ジャパン社長・馬場恒夫、監査役には、株式会社SCREENホールディングス広報・IR室長・石川義久が就任します。

印刷機器関連事業における展開

米国では、印刷業界における業態変革が加速しています。すなわち、「生産性徹底型」と「付加価値提供型」への二極化です。印刷のデジタル化が遅れている日本においても、近い将来、この流れが加速すると考えられます。当社が数十社のお客さまにインタビューした結果においても、このことが裏付けられています。
「生産性徹底型」とは、徹底的にコスト管理と品質を追求し、従来の設備をさらに増強して仕事を増やしていくという特化戦略です。
一方、「付加価値提供型」は、印刷だけにとどまらず、顧客データベース管理などの前工程、加工や配送などの後工程、さらに、フィードバックをまとめたりデータマネジメントまでを行う多様化戦略です。
このような流れに対し、当社では従来のCTP事業に加え、インクジェット印刷機、周辺機器、ワークフローを提供することにより、お客さまの業態変革に新たな提案を行っていきます。特にPODは、印刷 ビジネスの新しい形に不可欠だと考えています。当社の売上比率においては、既にPOD事業がCTP事業を上回っており、今後はCTP事業を維持しつつ、POD製品のラインアップの充実を図ります。
例えば、さまざまな用紙や基材への対応、ネットワークへの対応、高速・高品質装置の開発・投入によるPODアプリケーションの拡大などが挙げられます。

プリント基板製造事業における展開

プリント基板製造分野においては、スマートフォンやタブレットPCのマーケットが拡大しており、それに伴いタッチパネル市場も非常に大きな伸びを示しています。このような業界に向けて、当社ではプリン ト基板の回路パターンを直接露光する直接描画装置を販売しており、ニーズに合わせてさまざまなバリエーションを展開しています。さらに、欠陥検査装置の提供はもちろん、検査内容を露光装置に フィードバックしプロセス改善の提案を行うなど、幅広い工程に対応しています。今後は、直接描画装置および同分野の関連装置のシェア拡大、世界規模での販売、および技術開発の提携を行ってい く予定です。

循環型収益ビジネスへの転換

当社の主なビジネスモデルは、従来はハードウエアの製造・販売でしたが、PODの販売増加により、インクなどの消耗材の売り上げが増加しています。
また、メンテナンス事業の充実を図っており、インターネットを通じてお客さまの装置のトラブル状況、トラブル発生までの稼働状況などをモニターするサポート商品を提供していきます。これにより、迅速な復旧対応やトラブルの未然防止が可能となっていきます。
このように、装置販売・消耗品販売・メンテナンスサポートを通じて、お客さまとのコミュニケーションを密に取ることによって、ビジネス相談・サポート契約・消耗品注文につなげていく、すなわち「循環型収益ビジネス」に当社のビジネスモデルを転換し、お客さまの成功を徹底的にサポートしていきます。

事業価値の最大化を目指して

当社は、印刷とプリント基板の事業価値の最大化を目指し、事業運営のさらなるスピード化、よりきめ細かな経営の実現、顧客密着度の向上による顧客満足度の徹底追求を図っていきます。
そして、「技術」と「人」の両輪で事業拡大を目指し、SCREENグループの中期計画の達成に貢献していきます。

 

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