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TagG Informatique社と協力し、高速連帳インクジェット印刷機のAFP/IPDSコントローラーソフトウエアを開発

2017.02.17

株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ(以下、SCREEN GP)はこのほど、フランス・TagG Informatique社(以下、TagG社)と協力し、AFP/IPDS※1に対応した同社の「IPDSコントローラー」を応用したソフトウエアを開発。今秋を目標に、高速連帳インクジェット印刷機「Truepress Jet520HD」および「Truepress Jet520NX」への順次搭載に向けた商品化を進め、より複雑なバリアブルデータを高速かつ確実に印刷する、新たなソリューションの提供を開始します。

近年、消費者ニーズの多様化や個別化が一層進む中、一人一人に向けて内容を変えて発送するバリアブル型のダイレクトメールサービスや帳票などのトランザクション印刷を得意とするデジタル印刷機において、以前からあるバリアブルデータやトランザクションアプリケーションの中には、高度なAFP/IPDSへの対応が欠かせないものが存在します。
そのような市場の動向を受け、このたびSCREEN GPはフランスのTagG社と協力し、同社が持つ高性能で超高速の「IPDSコントローラー」を応用した、新たなソフトウエアを開発。当社のPOD製品「Truepress Jet520シリーズ」に搭載することによって、より複雑なバリアブルデータや大量データの高速印刷を実現します。このIPDSコントローラーソフトウエアは、AFP/IPDSを扱う既存のワークフローや出力管理システムとのシームレスな接続が可能。また、当社が長年培った印刷・製版の技術やノウハウと最先端のインクジェット印刷技術を融合したユニバーサルワークフロー「EQUIOS」と同一サーバー上にインストールできるため、ユーザーは最新アプリケーションソフトウエアに対応したPDFを正確に出力できるだけでなく、従来のAFP/IPDSの高速出力をも実現できるなど、PDFワークフローとAFP/IPDSワークフローの両立が可能になります。
このソフトウエアは、既に「Truepress Jet520シリーズ」の「Truepress Jet520」と「Truepress Jet520EX モノクロタイプ」に対応しており、今秋には主力製品である「Truepress Jet520HD」および「Truepress Jet520NX」に順次搭載する予定です。当社は、トランザクションやデータプリントをはじめ、印刷技術に関するさまざまな最新ソリューションの提供を通じて、今後も業界の発展に貢献していきます。

※1 AFP/IPDS:AFPはAdvanced Function Presentation、IPDSはIntelligent Printer Data Streamの略で、IBM社が開発し、AFPコンソーシアムによって維持・改善されている規格。プリンターを制御する印刷管理アーキテクチャー、およびプリンターへのデータストリームのこと。


■ TagG Informatique社について
ダイレクトマーケティングとトランザクション印刷を中心とした、フランス最大のバリアブルデータ印刷会社の一つ。主に銀行や保険会社、大手工業系メーカーなどの印刷業務をサポートしている。また、子会社であるTech Research社は、15年以上にわたりデジタル印刷ソリューションを提供。AFP、IPDS、PDF、PostScriptフォーマットをサポートする高速印刷コントローラー技術で高く評価されている。
www.tagginfo.com

 

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